アガサ・クリスティー原作の推理小説「名探偵ポアロ」
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みなさんは、「名探偵ポアロ」をご存じですか?(ポワロとも表記するようです)
あの、アガサ・クリスティー原作の推理小説です。
私は、アガサの大ファンです。といっても読むより、映像で見る方です。
アガサ・クリスティー生誕記念特集が現在WOWOWで、放送されています。
アガサ・クリスティーはイギリス生まれの推理作家で「ミステリーの女王」と呼ばれました。
アガサの推理小説「ミス・マーブル」も面白いですが、1番は、なんといっても「名探偵ポアロ」ですね。
「名探偵ポアロとは?」
主人公の名前が、エルキュール・ポアロです。髭をはやし、神経質で几帳面なおじさんです。
または、小太りな、お腹の出た紳士です。(ドラマの中では、小男と表現されたりしています。)
灰色の脳細胞で、難事件を次々と解決していきます。
このエルキュール・ポアロを演じた俳優デビィット・スーシェさんが、あまりにも、個性的(小男にぴったりなんです!)かつ名演技で、どの作品も面白くて繰り返し見てしまいます。
ポアロの吹き替えはベテラン声優、熊倉一雄さんが起用されていてイメージにピッタリです。
スーシェ本人からも「熊倉の声が最もポアロの声によく似合う」とお墨付きをもらっているそうです。
脇役として登場してくるのが、助手のアーサー・ヘイスティングズ太尉、スコットランドヤード警察のジャップ警部、秘書のミス・レモン!の3人です。
3人は、とても個性的で特徴があります、ユーモアな掛け合いで楽しませてくれ、謎を解く時に、実に素晴らしいヒントを与えドラマを面白くしてくれます。
「ポアロが解決した事件の数々!」
「エンドハウスの怪事件」では、ポアロの機転で、ミス・レモンが口唇術師となり謎解きのお手伝いをするんですよ。驚きです!
「スタイルズ荘の怪事件」「オリエント急行の殺人」「ABC殺人事件」「ナイルに死す」など有名なお話は、皆さんもご存じだと思います。
「とても、面白いですね!」ポアロ口調でどうぞ!
私の好きな物語としては、「もの言えぬ証人」です。
あのスヌーピーのような犬「ビーグル犬」が登場し、階段から、ボールを転がし、ポアロを犯人逮捕へ導きます。
ポアロは、最後に犬の飼い主まで、見つけます。
短編の中にも、面白い作品がたくさんあります。
「コックを探せ」「24羽の黒つぐみ」「4階の部屋」
「海上の悲劇」は、人形が最後の謎解きの時に連れ出されて犯人が名乗りでます。
原作の推理小説とテレビ映像では、ずいぶん内容が違うみたいですが、ドラマを見てファンになってしまうと、もう、その世界に入り込んでしまって、とりこになってしまいます。
「名探偵ポアロ」の見どころ
「名探偵ポアロ」の1番の見どころは、その最後の場面の謎解きの部分です。
疑わしい人物を集め、起きた事件の謎解き&解説を始めます。
「さあ~。皆さん。お座りください。ポアロがこの難事件を灰色の脳細胞で解決してみせます」
動機、殺人方法、経緯、実行に至るまで。見る側も「ふんふん」という感じです。
その、ほとんどは、金銭問題、恋愛事情、人間関係等ですが、「どうなってんの?」と、ついつい引き込まれ、最後は、「そうやったんか!」となります。
事件解決後のポアロの真摯な感じと脇役3人との絡みも最高で終わったあとは、ほっこりします。
私からの見どころを紹介したいと思います。紹介するまでもないのですが、風景です。風景画になりそうな木々、緑や街並を観ることができます。
それと、家の中の様子です。家具や、置物といったしつらえも必見です。また、ドラマの中に出くる料理やイギリス風のお茶には、いつもお菓子が出てきて楽しみです。
「杉の柩」では、ポアロを狙った犯人がお茶に毒を入れて勧める時のコップがキャスキッドソンの初期の小花柄のコップです。とても可愛らしいので、欲しくなります。
ポアロがスーツに必ず付けている、花のブローチもステキです。
「デビィット・スーシェに拍手を!」
俳優デビィット・スーシェさんは25年間に渡って名探偵ポワロを演じ、70作品を撮り終えて、幕を閉じるそうですが、映像の中では永遠です。
いつまでも、私達を楽しませてくれることでしょう。
お疲れ様でした。