50代主婦のファッション・整理収納・ダイエットブログ:いちごのライフスタイル

断捨離による片付けやおしゃれな収納、ダイエットに挑戦。そのほか最近の時事ネタ、流行の話題について独自の視点でコメントします!

近藤麻理恵さんのこんまりメソッドは「捨てること」ではなかった

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こんまりメソッドに気づかされたこと

片づけ1本で世界へ進出し、

人生がドラマチックに変わる片づけの魔法で

世界中の人に片づけを浸透させている近藤麻理恵さん。

 

日めくり こんまりのときめく毎日 ([実用品])

 

私は捨てることが苦にならないので、

私の興味は以前から捨てることより収納方法にありました。

 

ですから、近藤麻理恵さんの

洋服を1か所に集めて捨てていくスタイルよりも、

  • どの部屋に何を置いて活用させていくか?
  • 生活の導線はどうしたら良いのか?

ということが重要だったのです。

 

ですが、今回、近藤麻理恵さんが出演された

2つのテレビ番組を見ることによって考えが変わりました。

 

私にとっては大発見のような感覚で、意識も変わりました。

 

 

 

こんまりスタイルのおさらい

近藤麻理恵さんの片づけの方法は、

皆さんご存知の通り、片づけを祭り化することです。

 

その作業はまず、洋服を全部1か所に出して積み上げます。

 

ポイントは

  • 祭りのように短期間で一気にやる
  • 持ち物の量を把握するため、場所ごとでなく物別に行う
  • 片づけを成功させるには、片づけの順番がある

 

順番とは、洋服→本→書類→小物→思い出の品で、

思い出に浸ってしまいやすいモノは後回しにするのです。

 

そして一番大事なのは“ときめく”モノだけを残す、

つまり体がキュンとなるモノだけを残すということ。

それから、“ありがとう”といって捨てることです。

 

これだけが、こんまりスタイルのルールだと思っていました。

 

八百万神(やおよろずのかみ)への敬意

近藤麻理恵さんの根底には、

アニミズム(神道の考え方)が潜んでいました。

 

昔の日本人が持っていた、すべてのモノに神が宿るという考え方です。

 

近藤麻理恵さんは常に、

片づけに対するエネルギーが伝わるように気をつけているらしく、

初めて訪問する家では、家に対して2分間もかけて挨拶をしたり、

衣服が「寝ている」として、手をたたいて起こす仕草をします。

 

これは、八百万神への敬意を表しているのではないでしょうか。

関西人で言えば、何でもモノに対し

「さん」や「ちゃん」付けにして呼ぶ感覚が近いでしょうか?

 

そういえば、私もそんなふうに育てられたことを思い出し

懐かしく思いました。

 

ときめくモノを選んで残す

多くの人が「モノを増やしたい、たくさん買いたい」という段階から

適量のモノで暮らすシンプルライフや

エコ、ロハス生活へと切り替えています。

  • モノを大切にあつかうこと
  • 十分に使用してから捨てること
  • ときめくモノを購入すること

というふうな意識を持つ人が増えてきたのだそうです。

 

近藤麻理恵さんの考えというのは、

モノを減らせばいいという考えではなく、

モノを持っているけど、

そのモノの多さに苦しんでいる人生はもったいなくないのか?

と問いかけているのです。

 

モノを大切にあつかい十分に使用してから捨てること、

役目を終えたモノは感謝してありがとうと言って手放すのです。

 

そしてときめくモノだけを購入して

自分が大事に思えて管理できるモノだけを

残して暮らしていくことが大切だと言います。

 

片づけを世界に伝えたい

“ときめき”という言葉は海外では

“spark joy”と訳されているようです。

 

そしてこんまり流の片づけは「コンマリメソッド」と言われています。

 

“モノに魂が宿る”という近藤麻理恵さんの世界感は

アメリカ人には新鮮なようで、世界中で考え方が広がっています。

いろんな国の片づけ状況と、考え方が違うことを知り、

世界を片づけながら世界の広さを実感しているそうです。

 

伝えたいことは片づけの力

捨てることを主張しているのではなくて、

持っているモノが大切にできていれば良いのです。

 

持っているものが多いとそれだけ部屋が狭くなるし、

生活スペースが狭くなります。スペースは限られています。

 

どういう暮らしをしたいのか? ということを考えて

手元に残したモノには自分のあり方を照らし出します。

 

そうすることで判断力が研ぎ澄まされていき

本当に必要なモノを残したら、自分が望んだ暮らしに到達するのです。

 

片づけの魔法とは!

  • 毎日、モノに対して感謝していく
  • 自分の心地いい状態を知る
  • 丁寧にモノを使う生活を続けていく
  • 収納を“ときめく”状態に作っていくこと

 

今後いくつのときめくモノと出合うことができるのかが

ちょっと楽しみになってきました。