50代主婦のファッション・整理収納・ダイエットブログ:いちごのライフスタイル

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血栓を防ぐ方法 心筋梗塞や脳梗塞にならないために ためしてガッテンから

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寒い冬がやってきました。寒いのは大嫌いで動くのも嫌になります。

しかし動かねば!と心にムチ打つ毎日です。

 

私の家系から考えても、血液ドロドロは間違いないように思います。

  • 父…狭心症
  • 妹…高脂血症
  • 弟…50歳でステントを入れるはめに

と、こういった家系です。

やはり心筋梗塞や脳梗塞は注意しなければと、いつも頭の隅にあります。1回でも起こせば、もう命の危険につながる年齢です。自分のためにも、家族のためにも気をつけたいものです。

 

心筋梗塞や脳梗塞のもとになる血栓とは?

血液が固まってできるかたまりを血栓といいますが、この血栓は、血管の中で詰まり心筋梗塞や脳梗塞という病気を引き起こす原因になるものです。

この血栓を溶かすことができたら、これらの病気を防ぐことができるわけですから、なんとかして自力でこの血栓を溶かして、サラサラにできたら言うことなしなんですよね。

良い方法はないものか? NHKの番組「ためしてガッテン」で学んでみました。

血栓はどうしてできるのか?

そもそも血栓は、どうしてできるのでしょうか。

 

実は、血液が固まって、血栓ができるという働きは、私たちの体の中で日常的に起こっているというのです。

 

なんと不思議なこと!?

 

血栓のもとになるという工程は身体の中で毎日起きているというのです。こればかりは「そんなバカな」というしかありません。

 

血栓ができる本当の原因

血栓というのは

  • 血管がボロボロになる動脈硬化の人
  • 血液ドロドロの人

にだけ、できるものではないそうです。

 

人は、

  • 恐怖
  • 驚き
  • ストレス
  • 興奮
  • 感情の高ぶり

などの状況に陥ると血液が固まりやすくなるようになっていて、そしてそのかたまりが血栓というものになるというのです。やっぱり血栓は、ゆだんできないものです。

 

その固まる働きの要因が、血管の中にありました。

血管の中には「フィブリン(フィブリノーゲン)」という物質があり、例えば、怪我をしたときなど、フィブリンは絆創膏のような働きにより傷をカバーし、手当てしてくれて血を止める作用があります。

恐怖や驚き、ストレスや興奮、感情の高ぶりなどの状況に陥ると、そのフィブリンが赤血球や血小板を集めて固めるそうです。

その働きにより、血管の中にかたまりを作ってしまうのです。

 つまり

フィブリンは恐怖やストレス、怒りなどの刺激興奮した時、感情が高ぶるとことで活性化して固まりやすくなってしまい、そしてフィブリンが働きすぎることによって過剰に成長して血栓に成長してしまうのです。

 

このフィブリンにたいしてとくに注意が必要な人は、

  • ストレスが多い人
  • 太っている人

です。太っている人は血管に炎症があることがあり、必要以上にフィブリンが働いてしまうのです。

 

では、なぜ血液を固めるというシステムが体内にあるのでしょうか?

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人類が進化の道を歩んでいた太古の時代に、人類の祖先は野生動物と戦っていました。

そして、命を繋ぐ方法として、命を支えるために血液は進化を遂げたのです。

 

血液は、ケガをする前からキケンを察知し、固まる準備をするようになりました。血液が早く止まって、戦闘にすぐ復帰できるように、生き残っていけるようにと。

 

その性質が代々、遺伝して恐怖を感じたりすると血が固まりやすくなるという性質に成長したのです。それは生き残るための進化でした。しかし野生化が必要でなくなった現在も、血液の性質が残っているのです。

 

血栓による大病を防ぐには?

血栓は、大きいもので梅干し大ぐらいになるらしいです。しかし、脳の血管に血栓が詰まった直後であれば、血栓を溶かすことができて後遺症を防ぐことができるというのです。4時間半以内に使用すると、ほとんど後遺症が残らないのです。

 

その脳梗塞の特効薬! 血栓を強烈に溶かす物質とは!?

脳梗塞の特効薬と言われているのが、t-PAです。このt-PA(ティシュー・プラスミノージェン・アクチベイターという)は血栓を溶かす力をもっています。

特効薬がみつかり、ありがたいことですが、4時間半というのは実に厳しい時間制限です。今後、もっともっと医学が進歩することを願わずにはいられません。

 

特効薬を使わず、自力で血栓を溶かす方法がある!

しかし薬を使う必要がなく、お金をかけずに血栓を溶かす方法があるというのです。

というのも、実はt-PAは私たちの体の中で作られていて血液の中を流れているのだそうです。血栓になる要素は私たちの身体の中にあるけれども、血栓を溶かす働きも、私たちの身体の中でおこなわれているのです。その血栓を溶かす方法は運動にありました。

 

運動が血栓を溶かす近道

  • 運動でt-PAの働きをパワーアップすることができ、そのt-PAがフィブリンを溶かしてくれる

 

毎日の運動でt-PAを増やし血栓を溶かそう ! 

運動で血栓を溶かすことができるようになる

  • 運動で血栓が溶けやすい体に変わる
  • 運動を継続すると血栓を溶かすパワーも持続する
  • 傷がついたところでは血液が固まり、必要がないところでは血栓の巨大化を防いで溶かす。
  • 有酸素運動で不要な血栓を早く溶かす、つまり健康な血液ができる

 

どんな運動がよいのか?

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血栓を溶かす力をアップする運動法

  • 1日30分の有酸素運動 
  • 散歩程度のものでOK
  • 音楽に合わせて家の中で30分間のウォーキング

 ポイントは息があがらない程度の軽い運動にとどめること

 

Q、激しい運動でも効果があるのか?

  • ウルトラハード運動で溶かす力は強くなる
  • 強い運動の効果は一時的なもので、有酸素運動の方が効果は持続する
  • 体重を1㎏減らすだけで、溶かす力は2割アップする
  • 健康な血液になっている

 

Q、運動のタイミングは?

  • 朝に血栓ができやすいので朝に行う
  • 午前中に運動する場合
  • 起床後に水分をとり、1時間程度たってから行うと安全

 

危険な病気エコノミークラス症候群

この病気も、血管の中にあるフィブリンは血流が滞ったり、ストレスがかかることで起きる病気です。運動不足により、血栓ができやすくなっている状態なのです。

エコノミークラス症候群の予防法としては、可能なら歩くこと。または、つま先を上下に動かして、ふくらはぎの血行をよくする。少しでもいいので足を高くして寝ることです。

 

 危険な血栓は自分で溶かせる

運動によって、t-PAを出すことができるということを知りました。しかも、ふだん運動をしていない人ほど大きな効果が望めるそうです。血栓を溶かす力は運動でパワーアップすることができるのです。運動で血液を流し、血管内皮と健康な血液を保つことが大切です。

 

そして心筋梗塞や脳梗塞を防ぐには、もちろん血液の内容が良いことが当然の条件ですが、血栓が、どのようにして、できて、かたまりになるのか? ということを知ることができただけでも、予防の第一歩だと思います。それを自分が運動をすることによって防ぐことができるのなら、また一歩前進したと言えるでしょう。

 

寒くて散歩からも遠ざかっている、この頃ですがウロウロなら家の中でもできそうです。最低でも、つま先を動かすように心がけたいと思います。継続は力なり。自分と家族のためにも。