アガサ・クリスティーの推理小説 ミス・マープル
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アガサ・クリスティーの推理小説「名探偵ポアロ」の次に有名なのが、推理小説「ミス・マープル」です。私は、これも映像ですが、大好きです。
「ミス・マープル」は、「名探偵ポアロ」のデビィット・スーシェさんと違って、いろんな女優さんが演じていらっしゃいます。
私はアガサさん自身も推薦していたというジョーン・ヒクソンさんが好きで、吹き替えではなく字幕で見ているので声も雰囲気があります。
これぞ、イギリス中流階級の上品で温厚な優しい、おばあちゃんです。
村の、すべての事にアンテナを張り巡らせて、村での小さな事件から、大きな事件を解決していきます。地味な聞き込みと想像力と知識、教養も含めて解決するのです。
起きた事件は地味な感じがしますが、どの事件も身近にありそうです。
派手ではなく、地味でゆっくりと進んでいく、殺人事件。
唐突で残忍な事件の恐怖と人間関係の複雑さから、逆に気持ちが悪く、時にはホラーのような感じさえします。ひと昔前の映像ながら、よく作られているな~と、いつも思います。
ミス・マープルを知る
登場してくるミス・マープルを逆に観察してみましょう。大阪のおばちゃんには見習うべき点が多々あります。
お出かけする時は、おしゃれな帽子、ステキなブラウス、素材の良い生地で作られたスーツ。バック、靴。どれもが洗練されています。普段着は、刺繍入りのブラウスとカーディガンの組み合わせがステキです。
寝る時のパジャマも可愛いです。ホテルの時はシルクっぽいネグリジェのような上に下は、モンペの下の部分にフリルがついたのを着ています。髪の毛は三つ編みでまとめているのです。
身のこなしにも注目します。椅子に腰をかけて、お茶を頂く時は、少し斜めに座り、お茶を飲みます。歩く姿も颯爽としています。歳を重ねても、こうありたいものです。
ミス・マープルは、どの事件においても、いろんな家庭に紹介されて、「お茶」に誘われて家に訪問しています。
その各家庭において、家具、ソファー、調度品が見ものです。上流家庭らしい広さ、間取りを見ることができます。そして、執事、秘書、コック、メイド、中流らしい家庭にも、料理人兼メイドがいます。うらやましいですね。セント・メアリ・ミード村の家の中でも、素晴らしい家具などを見ることができます。アンティークの家具が高価なはずですね。
ミス・マープルと老後
ミス・マープルを見ていると、本当に、こんなおばあさんになりたいと切実に思います。
芯があって行動力もあり、心眼をもっていて、いろんな事に興味を持ち、周りから慕われる。
日本の古き良き時代、市川崑監督の映画に出てくる、おばあちゃんのようです。
大阪の、おばちゃん!
今から頑張ります。