トイレが示していたダイエー再建の限界
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懐かしいダイエーの時代
トイレが示していたダイエー再建の限界というニュースの記事が掲載されていました。
福岡市内の、あるダイエー店に行き、男性用トイレを探すと、その扉が西部劇にあるような、押したら簡単に開き、上下部分が開放された、観音開きの片方だけのもので衝立がなくて、売り場からトイレの中がかなり見えるという基本的な改修もできていない店舗だそうです。
引用:24日、かつて小売り業界トップだったダイエーが、現在の業界首位イオンの完全小会社となることが正式発表された。イオンは、傘下のイオン九州やマックスバリュ九州(福岡市)主導のダイエー店舗再建を進め、「ダイエー」という屋号も2018年度をめどに消えるという。イオンは開示資料で、ダイエー完全子会社化について「『再建』慎重であった事業計画を、真に、『成長』に転じる計画に変えていくため」と説明した。
ダイエーが1971年に福岡に出店した際には、「黒船襲来」と地元の小売業社に恐れられたそうです。
ダイエーがあった地元の今は?
最近、あちこちで建物が新しく建て直されています。耐震の問題もあるでしょうが、時代の流れもあるでしょう。
私の住んでいる堺には、堺東という駅にちょうど40年ほど前に建てられたビルがありダイエーが店舗として入り、賑わっていました。かつてよく買い物をしたものです。
店員さんは皆さんフランクで本当に親切でした。
どうして業績が落ちたのか?などという難しいことは、素人の私にはまったくわかりませんが、近くて安くて親切で綺麗なスーパーがあると本当に買い物が楽しくで、生活にも潤いを感じたものです。
今、思えば、ダイエーがあった頃というのは、時代的にも何事にも潤っていたなぁと思います。実際、ダイエーは、20年ほど前に撤退し、そのビルは幽霊化しています。近くにコンビエンスストアができ、お年寄り、サラリーマンのお昼時を潤しています。
消費者の求めるもの
トイレが綺麗で安心な場所である事は買い物をするうえで大切な事です。
特に高齢者が増えた現在では、洋式のトイレが必須であるし、子供連れでお腹の大きいママにも大切な事です。
スーパーにはいろんな条件が必要となっていると強く思います。
新鮮で、安全な食べ物。安心できる警備。買い物の楽しみ。生活の上での単価。
しかし、建物の箱も大切だけれど、大切な物は人です。人は財産だと思います。
私が週末に行くスーパーでは、明るくて親切なレジの方のところに列ができています。
百貨店のレジの方は、皆さんとても親切で、さすが高○屋だと思います。
東北や、過疎の村では、昔のように、「御用聞き」に回ってくれるスーパーが功をなしているようです。
かゆいところに手が届く。身近で、親切であたたかいスーパー!
『再建』より、『成長』。
大いに期待したいところです。