カーテン~ポアロ最後の事件・俳優デビィット・スーシェさんお疲れ様でした。
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名探偵ポアロ
(以下、一部ネタバレ含みます^^;)
灰色の脳細胞で、難事件を次々と解決し私達を楽しませてくれていたアガサ・クリスティーの名作・名探偵ポアロの映像が全70作品を撮り終えて終わってしまいました。
映像の中でとはいえ寂しいです。
名探偵ポアロの映像作品はイギリスのテレビが制作し、1989年から始まり2013年の6月第13シリーズをもって完結となりました。そして今回の最後の映像がそのまま、カーテン~ポアロ最後の事件になり終結しました。
エルキュール・ポアロを演じた俳優デビィット・スーシェさんの作品が、実に秀逸でぴったりで、どの作品も素晴らしく繰り返し何度見ても引き込まれます。
(過去のポアロの記事も合わせてご参照ください↓)
アガサ・クリスティー原作の推理小説「名探偵ポアロ」 - いちご探偵ニュース
カーテン~ポアロの最後の事件
カーテン~ポアロの最後の事件の事件現場は、スタイル荘の怪事件と同じ現場で起きました。実際に撮影されたのは、その時と同じ建物ではないようです。全体的に薄暗い仕上がりなので、古い建物には変わりないです。画面も内容もすべて暗いんです!
このポアロの最後の事件は、じっくりと最後まで見ないと、なかなか分かりにくい筋書です。
個々の解釈によって感想も変わるでしょう~。原作を読んでいれば、もっと変わることでしょう。
私にいたっては何度見ても飽きませんし、分かりにくいのです。ただ、暗いんです!
最後の力を振り絞り自分の命の灯火を投げ出して犯人に立ち向かい、事件を解決するポアロ。柔軟ないつもの笑顔はなく自身の最後を静かに見つめるポアロ。
そこが今回の寂しいところです!あの柔和な人懐っこいニッコリ笑顔を見ることはできません! そして、この物語のラストも残念で本当に寂しい結末です。
ショック
ポアロが歳老いていて、車イスでショックだったこと、ヘイスティングス大尉に大きな娘さんがいたことにも驚きました。犯人が今までと違うことにも驚きました。
人の幸せを憎み言葉で人の心を操り、言葉巧みにせまっていき自分の手を汚すことなく人を殺す殺人者、昔も今も、怖いのは人の心の奥底に潜む闇ですね。
旧友ヘイスティングも、あわや、まんまと手中にはまり殺人を犯しそうになります…。
もう、ひとつの驚きは俳優デビィット・スーシェさんが非常にお若いことです。
あんなに昔から見ていたのに~。いったい何歳だったのか?ポアロが乗り移っていたのでは?
実は、ひげが付け髭で太っている姿も肉襦袢をつけていたなんて!また、違うドラマの映像でお目にかかりたい気もしますが、ポアロの印象が強いので…?どうでしょう?
雨だれ
映像中にピアノ曲・ショパンの「雨だれ」が流れます。実にインパクトがあります。
ここで、このメロディーが!切ないです。とても雰囲気が合っていて気持ちが高揚します。「五匹の子豚」で流れるエリック・サティのグノシエンヌも同様です。この作品も、ひとりの時にじっくり見てみましょう~。
俳優デビィット・スーシェさんの名探偵ポワロは永遠に不滅です。
カーテン~ポアロ最後の事件で幕を引いたデビィット・スーシェさん!
お疲れ様でした。
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