暑くて長い夏に見るお勧め海外ドラマ一押し！コールドケース迷宮事件簿！

魅力的な主人公リリー

たくさんの海外ドラマの中で、女性が絶対にはまるのがコールドケース迷宮事件簿だと思います。

このドラマの中で事件を捜査していく刑事、主人公がリリー・ラッシュ（キャスリン・モリス）です。リリーの存在感は大きく、華奢で可愛いらしい雰囲気をかもし出しながら、正義感は強く、捜査に関しては忍耐強く犯人を追いつめて行きます。

シーズン１の＃１で初めて見た時にそのチャーミングな容姿からすぐにファンになりました。

ドラマの中でも、顔の表情が豊富で特に目の演技が素晴らしく、優しくて可愛らしいのですが、悪の前には絶対に屈しません。

セピア色の過去

ドラマは毎回、冒頭で事件の流れとなるシーンから始まります。時代も場所も、まちまちですが、その時代の背景も魅力的です。ドラマの始まりには必ず、その当時の音楽が流れ、セピア色の画面から過去の事件が起こるのです。その時代の動き、調度品や街の様子、社会的背景などがわかりレトロ感満載です。

その冒頭で起きた殺人事件は解決されないまま文書となり未解決事件として箱に入れられ棚に据え置かれます。そして数年後に犯人がわからなかった、または死因が解らずにお蔵入りしていた事件が、何かをきっかけに再び掘り起こされ、フィラデルフィア市警殺人課のチームの力で事件の真相究明に乗り出し無事に犯人を見つけ出して解決するというものです。

地味な捜査

ジャズやブルース、時代の流行りの歌などを聞きながら、過去の時代の人物像や大きくはアメリカを模索しながら人物をたどり事件を解決していくのです。

最近の海外ドラマはいろんな科学テクニックで事件を解決していくものが多いですが、このドラマはあくまでも地道な捜査と聞き込みが主です。

人間対人間の心理でかつて起こった過去の事件の流れをひも解いていきます。ほとんどの事件が人間の身勝手な欲望と自己満足から起きています。

事件の流れ

ドラマの真相を探っていく過程で、事件の登場人物の過去と現在のスイッチが入れ代わり、子供が大人になったり、大人が老人になったりします。

ドラマもセピア色の昔と色鮮やかな現代が交錯します。そして現在に戻っていきます。
子供の頃の子役と成人した俳優さんがそっくりで本当に驚きます。同じ俳優さんが演じている場合もありますが、よく探してきたなぁ～と驚きです。

起きた事件には、常に貧困や肌の色、ジェンダーの問題などいろんな色合いが含まれていて内容にも見ごたえがあり、時には考えせられることもあります。
事件が解決された最後には、必ず殺された被害者が姿を現して消えていきます。

ちょっと、切ないシーンです。

チームワーク

チームの仲間も魅力的です。殺人課のボスと呼ばれる上司のスティルマン。リリーの相棒のヴァレンズ、同僚のヴェラ。ベテラン刑事のジェフリーズ。麻薬課から異動してきたミラー。。

いろんな、家庭の状況を持ちながら常に支えあう仲間たち。毎回のドラマの中で、チラチラと相手を思いやる場面や言葉が出てきます。

いやぁ～最高です！

時には、入り込み過ぎて、号泣ということもありますが、秋がくるまでの暑くて長い夜を、海外人情犯罪ドラマを見て、スカッと過ごすのも悪くないと思います。冷茶とともに！