定年後の“勝ち組夫婦”を考える・・・「夫源病」「みのむし夫」
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定年退職後の夫との第2の人生「夫源病」を防ぐ“みのむし夫”の自己実現
最善の方法
会社を定年退職し、年がら年中、自宅にいるようになった夫という人物は会社に通っていた人と同じ人ではありません。
したがって、定年後の結婚生活は、別の人物との生活ですから、暮らしてみて、お互いが歩み寄ることができなければ別れるのが賢明だと思います。
会社に通っていた頃の24時間中の何時間の夫という人物の中身を知っていたのでしょうか?
逆もまたしかりです。
出会って親しくなった頃に、ごろごろダラダラの生活をしている人と結婚すると納得した上での結婚生活であれば、定年退職後のなぜ?は起こりません。
お互いが定年退職後の生活を謳歌するための最善の方法は、もう、ぶっちゃけて全部をさらけ出し開き直って生きていくことでしょう。
定年の夫に忍び寄る孤立化
12日付けの朝日新聞に男性更年期外来の石蔵医師の話が掲載されていました。
仕事一筋で長時間労働を続けてきた男性には会社のつながりの「社縁」しかなく退職したあとに「社縁」が切れたとたんに孤立して妻に1日中、まとわりつくというのです。
そして妻は、めまいや頭痛を訴え、「夫源病」になるというのです。今や、中高年男性向けの料理教室は定員オーバーだそうです(朝日新聞から)
しかし定年後の夢であった田舎暮らしを二人でしている、または二人で旅行三昧をしているというご夫婦がいます。定年退職後のお互いの方向性が同じであれば、ラッキーなご夫婦というしかありません。定年退職後夫婦の勝ち組でしょう。
なぜなら、いざ結婚して現実に生活が始まれば、金銭面、生活の価値観、お互いの身内とのあり方などの結婚してからの問題が山のように押し寄せてきます。
そして、その後の人生の中で子育ての考え方、またお互いが病気になった時、お互いの両親が高齢になった時など波もやってきます。
その山やら波をやり過ごしたとしても、また、定年退職後という結婚生活の最後の試練である新しい生活スタイルが待っているのです。
定年退職という節目が、目前に迫っているのに安易に話し合いもせずにスルーしてきたわけですから、来るべくして来たというしかありません。
みのむし夫
そして我が家の退職後2年目に突入した夫は着々と自分スタイルを築き上げています。
企業戦士ほど定年退職後に“みのむし夫”になりやすいらしいです。
出会った若い頃はバリバリ働き頼もしく思えた夫が、まさか!その当時から、日がな1日を家にこもって何もしない夫=“みのむし夫”に憧れていたなんて!「びっくりぽん!」です。
今や1日を朝寝坊から始まり、ボクシングWOWOW観戦、ブロガーきどり、料理研究家&居酒屋店主風、ギター練習少々、読書、と邁進しています。今や、りっぱな“みのむし夫”です。
かたつむり妻
かたや、かたつむり妻の私、定年退職後は、どんな生活が始まるのか?と多少構えていましたが、今や自由の確保と食事の確保ができて満足し感謝しています。
お互いの方向性は、平行線をたどり、あいまみえることがありません。
会話しながらも、あいまみえることがない…。まさしく奇妙な第2の結婚生活が始まっています。大阪のおばちゃんの夫婦間の場合はこれがベストかもわかりません。
その昔は、亭主、元気で留守がいい。ですから!