50代主婦のファッション・整理収納・ダイエットブログ:いちごのライフスタイル

断捨離による片付けやおしゃれな収納、ダイエットに挑戦。そのほか最近の時事ネタ、流行の話題について独自の視点でコメントします!

亡くなった父が好きだったものは、チョコレートではありませんでした

スポンサーリンク

今週のお題「バレンタインデー」

 

最期

 

バレンタインの14日がせまると、いつも母が言います。

「父がよくモテて、チョコを15個ももらってきた」

 

容姿は藤田まことさん似で、背格好や仕草も結構似ていました。

 

私の姪っ子の三人姉妹の末娘は、大きくなるまで

同一人物だと信じて疑わなかったようです。

 

 

 

そんな父は女性に優しく、若いころは母の気をもませたようですが、

壮年になってもチョコを15個ほどもらい、

母と二人で、ホワイトデーには、百貨店でわざわざ、

あれこれ、思案しながら楽しそうに、お返しを選んでいたものでした。

 

今年も、チョコを選び、実家にチョコを持っていきました。

 

帰ってきてから、夫に、

「おじいちゃん(父)にチョコをあげてきた」というと、

間髪つけず、夫が「もう、死んでるやん」

 

まぁ~。そらそうです。

 

父は3年ほど前に亡くなったので、仏壇にお供えしてきたのです。

 

亡くなったような気がしない娘の私。

 

いつまでも、いてくれているような気がしています。

 

息子が帰ってきたので、また報告。

「きょう、実家に帰って、おじいちゃんにチョコあげてきた」

息子「もう死んでるで」

 

 

わかってますけど…。

 

チョコよりは、山﨑の5個入りのアンパンが大好きだった父。

ヤマザキパン 薄皮つぶあんパン 5個入り×3個

 

これですね↑

 

「なんや、チョコレートかぁ~」と嘆いているかもしれません。

 

いつも、お不動さんの帰りには、わざわざスーパーに寄って、

母のカゴではなく、私のカゴに自分の好きな物ばかりを入れ、

お茶目に笑っていました。

甘い物ばかり食べては叱られていました。

 

スーパーをウロウロしながら、棚に並んだお菓子を

整理して、並べ直していました。

 

また、そんなことをして!と私が言うと

「気になるねん、長年のクセや」と笑っていました。

 

父は、長い間、お菓子の卸問屋に勤めていたので、

いろんな、お店にお菓子を卸して並べていたのです。

 

几帳面な父には、お菓子の棚のチョコやガムなどの箱が、

無造作になっているのが、気になって仕方がなかったのです。

 

チョコには強い思い入れがあります。

 

バレンタインのチョコよりも

季節限定チョコや、新作チョコがいつも気になる私。

 

お菓子の卸問屋に勤めていた父は、

製菓会社の季節のチョコレートの新製品の品評会には、

東京まで行き、世の中にまだ出回ってない、

チョコを持って帰ってきてくれたものです。

 

子どもの頃は珍しくて大喜びしましたが、

いつのまにか、平等に友達と新しく出たチョコを味わいたいと

無関心になっていました。

 

あらためて、残念なことをしたと、ちょっぴり後悔です。

 

昔は、チョコは高価な物であり、季節限定品も

結構、貴重で、いろんな工夫をされていました。

 

本当に美味しいと思ったものです。

 

現在とは違って、輸入品のチョコは、それほど美味しいものではなく、

「やっぱり、国産が1番ようできてる、美味しいわ」と

口癖のように言ってました。

 

子どもには、本当に甘い誘惑でした。

 

私が買ったチョコは、透明のケースに5粒ほど入った

ゴディバのチョコレートです。

 

一番わかりやすい有名な海外のチョコです。

 

私も、家で同じ物を買って食べました。

確かに美味しいです。

 

海外のチョコも美味しくなったで、お父さん!

と心の中で思いながら、なんだか、これはちゃうなぁ~。

と物足りなく思い次の日には、国産のチョコの買い直し。

 

やっぱり、慣れた味が1番、美味しいです。

 

来月のホワイトデーには、何を返してくれるん?

と、ひとりでつぶやき、

きっと、いつも見守ってくれている父に

贅沢やと言われそうな気がしました。

 

こんな、夜は、京都殺人案内のテーマ曲「夜霧のシルエット」

を聴くことにします。