50代主婦のファッション・整理収納・ダイエットブログ:いちごのライフスタイル

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春先ダイエットに朗報!? 腸内細菌の“ヤセ菌”がつくる短鎖脂肪酸と健康美肌について

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春のテレビの番組はこぞって、ダイエットや、美肌、健康などについて取り上げていますが、運動や食事制限、糖質制限など頭の中は飽和状態です。

 

身体に良い食べ物も毎回紹介されますが、少々飽きてきました。

 

しかし、日々、新しい情報は研究のもとに驚く事実を伝え教えてくれます。

新常識があるのなら、少しでも頭に入れて若返りや美、そして健康に励みたいと思います。

 

今回の情報は、最近のダイエットと腸の腸内細菌と美肌のために本当に必要な情報を提供してくれています。

本当に若くて美を維持したいなら、ちょっと努力してみようと思っちゃいますよね。

 

NHK「これがカラダの新常識 若さと美のヒミツ」より

ダイエットをするにはバランスの良い食事や運動、炭水化物を減らすなど我慢と努力のみでしたが、ここへきてダイエットのカギを握る腸内細菌があるというのです。

 

腸内細菌については、過去にも取り上げており、当ブログのわりと定番ネタです。

 

今回の話では、100兆個もある腸内細菌の中のビフィズス菌やバクテロイデスなどが痩せる手伝いをしてくれるというのです。

 

通称“ヤセ”菌と呼ばれています。

そもそも肥満はどうして起こるのでしょうか。

 

それは、血管を流れる脂肪を細胞が取り込み、個々の細胞がドンドン巨大化して、肥満という状態を作り、身体の組織から肥満化していくそうです。

ひとつひとつの細胞が肥満しているなんて、想像してみると恐くなってきますね。

 

そしてこの通称“ヤセ菌”と呼ばれる腸内細菌が、食物繊維を発酵する際に産生するのが、短鎖脂肪酸と呼ばれる脂肪酸の一種です。

具体的には、酢酸、プロビオン酸、イソ酪酸、酪酸、イソ吉草酸、吉草酸、カプロン酸を指すそうです。

 

これらは、われわれの健康維持に欠かせない役割を果たしているのです。

 

短鎖脂肪酸の働き

短鎖脂肪酸は人の体の中でも腸内細菌が多い大腸で作られ、大腸から体内に吸収されます。

その時に、脂肪細胞へのエネルギーの取り込みを抑え、脂肪細胞の肥大化を防ぎ、また、交感神経系を介してエネルギー消費を促すなど、エネルギーバランスを整える働きもしてくれるというのです。

神秘かつ信じられないような夢の働きをしてくれているのでした!

 

そしてこの脂肪を取り込む作業をブロックし、細胞の巨大化、肥満を防いでくれる短鎖脂肪酸を作るのに、この“ヤセ菌”=腸内細菌が欠かせないのです。

 

ダイエットの強い味方・短鎖脂肪酸

さて、“ヤセ菌”が短鎖脂肪酸を生み出し、脂肪をブロックしてくれることがわかりましたが、その短鎖脂肪酸は、腸内細菌以外からも生成できるのでしょうか?

短鎖脂肪酸の飲み薬があれば、夢のようですが、短鎖脂肪酸自体は食べてもすぐに分解されてしまうそうで、効果を期待できません。

 

短鎖脂肪酸を作るには、腸内細菌の中のヤセ菌(ビフィズス菌やバクテロイデス)を増やすしか方法はないのです。

 

そしてヤセ菌は水溶性の植物繊維に多く含まれているそうです。

 

【ポイント】

ヤセ菌を増やす方法とは水溶性植物繊維を摂取すること

(ひじき、らっきょう、のり、わかめ、切り干し大根、オートミール、納豆、ごぼう)

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“美腸”を作り出すためには…

また、腸を健全に保つためには、大腸と小腸を鍛えると良いそうです。

とくに栄養を取り入れる働きをしている小腸の筋肉を鍛える必要があります。

 

小腸の筋トレ、すなわち腸の内側の筋肉を鍛え、小腸にぜん動運動をさせることが若さと健やかさにつながるというのです。

 

そしてなんと、あえて消化の悪いものを食べ、筋肉を強めると粘膜もホルモンも出やすくなり、腸内細菌にもよいというのです。

痩せたいなら腸を鍛えて若く健やかな身体を手に入れることです。しかし腸の調子との相談はもちろんのことですが。

 

【ポイント】

腸を鍛える食べ物を摂取する

(魚、木の実、きのこ類、ヤマイモ)

 

美肌を作り出すためには…

次に美肌です。

美肌に良いとされるコラーゲンは、実は食べてもすぐに肌まで届かないということです。

すべての食べ物は酵素によって分解され、それから身体に吸収していくので分子レベルまで徹底的にバラバラにしなければ、皮膚の末端まで運ばれません。

 

しかも、なんと最新の研究でわかった肌の新常識とは、美肌のためには、食べるより先にしなければならない事があるというのです。

 

美肌を作るのには大変な努力が必要なのですねぇ。。

 

毛細血管が健康でないと、コラーゲンの意味はない!

少々難しい話ですが、血管力と皮膚性状との関係を調べた結果、美肌やシワから薄毛までの鍵を握るのは毛細血管だというのです。

その毛細血管は私達の全身の99%を占め、角質を作っている角化細胞、コラーゲンを生み出す繊維芽細胞など栄養や酸素を運ぶ、生命線なのです。

 

健康な毛細血管がないと、コラーゲンを作ることもできません。元気な血管には活力があり血管力が高い人ほど、肌荒れや、かさつきが半分以下だそうです。

 

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しかし、毛細血管の数は年齢とともに減ることがわかり、毛細血管が劣化してゴースト化し消えていくというのです。

恐ろしいことです。

 

年齢とともに4割の毛細血管が消滅してしまい酸素や栄養が届かない状態になってしまうというのです。これこそ、まさに老化の一途ですね。

 

美肌ケアのターゲットは壁細胞とTie2物質

そして、その毛細血管の周りには壁細胞というものが、タコのように張り付いているそうです。

この壁細胞が実は毛細血管を守っていて、そして恐ろしいことに30代から60代と加齢が進むにつれて3割の壁細胞がはがれてしまうというのです。

血管の不思議さが、またまた複雑になってきました。

 

その壁細胞はがれた状態により栄養が過剰に漏れてしまって隅々まで行きわたらなくなってしまい、線維芽細胞に栄養が届けられなくなります。

そして残念なことにコラーゲンが無くなり肌自体がどんどん衰えていき弾力を失ってしまうのです。肌の隅々まで栄養が届かなくなる状態、それがシワの原因です。

 

本当に人間の身体は複雑であり、また組織は有能で、かつ不思議です。

 

毛細血管の周りに壁細胞が張りついていてその接着剤の役割を果たしているのがTie2という物質だということもわかりました。

 

Tie2物質が壁細胞に接着剤のような働きをして、毛細血管守り血管の壁を強くして栄養が漏れないようにしてくれているのです。

 

う~ん。

 

守るべきは毛細血管ですが、根本的にはTie2物質が必要だということです。

そのTie2物質はアンジオポエチン1と呼ばれ、同じ働きをしている食材があります。

 

【ポイント】

アンジオポエチン1が含まれる食材物質

(ピーヤシ、ヒハツ、シナモン、ルイボスティーに含まれる)

 

血管を若く保つ秘けつ

血管を若く保つ秘けつとしては、こまめな運動で血流をよくすることが大切です。歩く、マッサージをするなどで血流をよくすることができます。

 

【ポイント】

静脈マッサージ

静脈に沿って血液を流し、循環をよくし静脈・リンパ(下水道)をキレイにながすことが大事で心臓に血液を戻すようにマッサージをする

マッサージのコツは心臓に対して遠い方から近い方へやや強めになでる、入浴中が効果的です。

 

ほうれい線マッサージ

耳の後ろや首から鎖骨へマッサージする、耳の周りもマッサージする(1日5分間程度)

美肌のためには、まず血管を鍛えることだということです。

 

快眠と若さについて

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快眠も若さを鍛え、継続させてくれる力があるというのです。

眠るだけで若くいられるのならラッキーです。寝入り直後の3時間の間に成長ホルモンが分泌され、その間に細胞の修復をしてくれ、また抗炎症作用が働き身体によい効果が得られるそうです。

 

そして、よい睡眠を得るためには、よい睡眠に関わるメラトニンの原料トリプトファンという物質が腸内細菌を作り、供給してくれて、腸が健康になれば寝やすくなるというのです。

 

夜の間に腸内細菌がバランスを崩すと眠れなくなるという複雑な関係があることがわかりました。

 

ここでも、腸内細菌がよい睡眠を誘導し、腸美人が健康にしてくれるという事実がわかりました。

 

また、脳は、脳脊髄液という液体に包まれていてこの液体が脳をデトックスしてくれるのです。

 

起きている間に脳の中にはさまざまな老廃物がたまっていきます。

 

そして睡眠中は脳の細胞が縮み、その縮んだ分に空間が広がります。するとそこに脳脊髄液が流れ込み、老廃物を流してデトックス効果を発揮してくれるのです。なんと睡眠によって老廃物が除去されるのです。

 

しかもその老廃物の中には、恐ろしい物質アミロイドβ(アミロイドβ=神経細胞に毒として作用し細胞を死滅してしまう)が含まれているので、寝ている間に睡眠力が脳をデトックスしてくれるという不思議な現象、脳内が浄化されるということは嬉しい新常識です。

人間の身体は本当によくできているなぁ~と感心します。

 

 

まとめ

研究とともに、いろいろとわかってくる新常識ですが自然の流れに逆らわず自然に生きていれば、

健康でいられるのですが、人は自然に逆らって自分から無理をしい、身体のバランスを崩しているのかもわかりません。

朝日とともに寝起きし、自然な生活、古来の生活に戻すことが、健康で居続けるコツではないかと思いました。