事・足りる
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思いがけず、入院したことがあります。
その短期間の入院生活で感じたことが、「これだけあれば、事が足りるなぁ~。」でした。
漠然と、これだけあれば生きていけると思ったのでした。
幸いに私の生活している地域は、災害に合うこともなく、のんびりとした生活を過ごさせてもらっています。
それが、急に入院!となると。
何がいるの?となって慌てましたが、ベッドまわりの物で十分生活ができたのでした。
洗面用具、タオル、下着、着替え、わずかな化粧品、コップ、お箸、スプーン、フォーク。
食事にいたっては、3食、きっちりと食べていると、健康管理にも繋がります。
生きていくのに、過去の物は何一つ必要ありません。
というか、狭い病室の空間の中ではせいぜい写真立て1つぐらい。
いえ、時計を置けば、もう何も置けないのです。
旅行カバンの中身より少ないかもしれません。
日ごろなんと、むだな多くの物に囲まれて、生活していることでしょう。
いろんな物を買い置き、物に包まれ、あふれた中で生活しているのです!
便利な世の中になり、カラフルな物が増え、器械に振り回されています。
少しの物で十分、やりくりできるということを忘れて、ついつい買い足してしまいます。
自分の中で、この入院生活の記憶が消えない間は、節約に努めることができるのではないかと思います。
が…。思いがけずの入院生活で知った、事足りるでしたが、いざ、実生活に戻ると 、節約や、買い足しには、敏感になりますが、余計な物には、自分自身に甘くて、がっかりしてしまいます。
雑貨店の誘惑、ランチのお誘い、コンビニの手軽に購入できるスィーツ。
世の中は、めまぐるしく豊富、飽食の時代なのです。あ~あ。
次の私の課題は「足を知る」です!