50代からのカンタン座禅入門!? 枡野俊明、今村暁氏から学ぶ
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座禅などは?どうでしょう。
暖かくなって友達と何かを始めたいね、というような話をしています。
今、流行りのホットヨガにおしゃれな料理教室にアロマセラピーなどです。
しかし、いざとなると、なかなか時間やお金、場所などの制約を感じて思うようにはいきません。
結局、集まってランチやお茶をして、おしゃべりで終わっています。
そんな時、禅の修行をテレビでやっていました。少しの間でも無の状態になることができれば、心も神経もスッキリできるかな?と思ったしだいです。
そんな禅に室井佑月さんが挑戦!
テレビで挑戦していたのは、私の好きな室井佑月さんで、アナウンサーの方とお寺で修行をされていました。
修行の中身は座禅に食事、掃除などで寒い中かなり過酷なようでした。
室井佑月さんの修業が終わったあとの感想は「しゃべれないことがとにかく辛い、寒い中、殺されるかと思った」でした。さすが室井さんです。
その禅の修行とは!
禅の修行とは、座禅だけではなく決められた食事や掃除などです。
特に座禅は難しそうでした。あの見たままの姿を想像してみてください。あぐらの体制に背中の姿勢を正し腹式呼吸をするのです。座って、腹式呼吸をするのは簡単ではありません。私なら、1分も持ちません。
座禅には科学的な根拠があり、心を安定させ精神にいいらしいです。
その科学的な根拠というのは、座禅をすることによって脳内物質のセロトニンが増えるらしいです。
セロトニンは座禅を始めて30分後から徐々に増え始め、30分後の血中セロトニン濃度がその後、維持することが立証されているのだそうです。
修行の方法
- 座禅…背すじを伸ばしゆっくりと腹式呼吸をして、今、この瞬間に集中すること
- 食事…一汁一菜、禅の食事とは、命を頂くありがたさをかみしめて食すること
- 掃除…声を出さずに無心で磨くこと
室井さんが修業した、お寺の和尚さんのおっしゃることには、短期間の修業でも、ずっと一生懸命にやっていると全うした人だけが気づく何かがあるというのです。
ようは終わったあとに、普段の生活がいかにありがたいかということをわかってほしいということでした。
室井さんも番組の中で「ガラス越しのお日様が温かい」と話されていました。私は本当に、日常の平和さに甘えています。
そして、今回、毎日の何気ない生活を送れることに感謝しています。
住職 枡野俊明さん
2006年に「世界が尊敬する日本人100人」に選出された曹洞宗 徳雄山建功寺 住職の枡野俊明さんが、禅の言葉について教えてくれました。
枡野俊明さんも座禅について語られています。
「座禅をする人は座り始めに、始めは何も考えてはいけないという事ばかりを考えて、その事にとりつかれてしまうという状態に落ち込む。しかし右からはいったことを左に流して頭の中に留めないようにするように訓練を積んでいくと、普段、聞こえない、自然の音が聞こえてくる」というのです。
座禅は日々の訓練のたまものです。座禅はムリとしても(はなからあきらめてますが)寝る前に10分でも、5分でも寝ながらでも(しないよりはましかと)心を落ち着かせるクセをつけたいと思いました。
心を落ち着かせてくれる禅の言葉
そして枡野俊明さんが今回、紹介してくれた、その心を落ち着かせてくれるための禅の言葉をいくつか紹介したいと思います。
而今 にこん
今を大切に生きるということであり今なすべきことに没頭すること、人間は、先のことを考えてしまって不安になる、不安になると悩みになって苦しみになる、進むべき方向を定める方向に向かって今できることやらなければならないことをやる、未来でもなく過去でもなく、今という瞬間を生き抜くということ、自分が今できる事、目の前に巡り合っているものに対して必至になって集中するということ。
禅らしい、いい言葉だなと思います。
禅即行動 ぜんそくこうどう
すぐ動く、思った瞬間に動く、考えるよりもすぐに動き行動に移すこと、いついつやろうと思うよりも瞬間に行動に移すことをいいます。これは難しいことです。ぐずぐず屋の私にできるか問題です。
調身・調息・調心 ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん
イラッとした時に、すぐに頭で反応しないで一回お腹に留めるという考え方です。そして呼吸を整えることが大事だというのです。
イラッとした怒りなどは、丹田(タンデン)という、おへその下に落とし、自分の中でなにか、言葉を3回ぐらい唱えると頭に行こうとする気持ちや、怒りなどを押さえることができるというのです。
これこそが、日ごろからの訓練や瞑想が必要ですね。
この言葉は、ゴロがよくて唱えやすそうです。
ポイントは
- 日頃から腹式呼吸の訓練をしておく、言葉を唱える意識をしておく
- 身体を整える、姿勢を正すと呼吸が整う、そして心が整えられる
放下着 ほうげじゃく
執着心こそが悩みの発端であり、すべて捨てても生きられる人が本物のとらわれない人。何ごとにも執着しないで気になることがあってもほうっておけと説いてくれています。
この言葉は、いまどき風ですね。
日日是好日 にちにちこれこうにち
一番ありがたいのは、命があるということ、生かされていること、命があるからこそ生きていて楽しいことも悲しいことも経験ができることは素晴らしいことだということです。
嬉しいことがあった日も悲しい日も人生の中ではかけがえのない同じ1日であり、その日、その日を大事に生きていくということです。
人生には辛いことも嬉しいこともある、でも、辛いことがあるから嬉しいことが実感できる、両方があり、いろいろなその日その日を大事にする1回しかない尊い1日を大事に生きていくこと。
まさに、1番大切な忘れてはいけないことです。
禅の考え方を知れば掃除が変わる!
日本そうじ協会の今村暁さんの考え方に、部屋が散らかっている人の頭の中は混乱していて、ゴミの重さは心の重さであると断言されています。
いろいろなストレスを抱えていて心が重い状態になっているのではないか?というのです。
最近、ストレスがたまり気味で家が乱雑になってきている私、ドキン!と胸に響きました。
今村暁式 禅の掃除術とは!
- 無駄なものを徹底的に捨てさる
- 禅の教えと同じで物への執着心をなくす
- 1年以上使っていない物に印をつけ使用頻度を見極める
いろいろ物があると片づけられない人は、それを見た瞬間に「私、片づけられなくてダメな人間だ」「いつかやんなきゃ」「すぐにここ拭かなきゃ」「あれもあそこのほうがいいのに」と頭の中が雑音でいっぱいになるというのです。
そして、そのうちに、その雑音を聞くのが嫌で心の中で耳を塞ぐようになって汚いものを見るのも嫌になって、目も耳も口も閉じるようになっているうちに、清潔感がなくなり整理整頓に対して不感症みたいになっていくというのです。
- 見て見ぬふりをいつもしていた…
- だんだん「まぁいいや」とすべてが投げやりになっていた…
う~ん。辛いです。今、まさに私が、この状態の最中です。
解決策として
- 毎日1か所 10秒掃除をする
- 毎日日記を書く「こんな体験してみたい」「もっとゆっくりしたい」など
部屋が散らかっているときは頭の中が混乱しているから、自分でやってみたいことの感性が湧きださないことが多いけれど、部屋がキレイになり片付いてくると頭がスッキリしてきて、いろいろとやってみたいことが出てくるそうです。
心の切り替え
確かに、部屋がキレイになり片付いてくると、自分自身に満足感が得られるような気がします。
嫌なことがあったり、気持ちが落ち着かない時は、思い切って引き出しをひっくりかえして、片づけることに集中することは、心の切り替えのスイッチを入れることができるのではないかと思います。
そして、日記を付けて書き出していくことも心の変化をかもし出してくれる手段かもしれません。
禅や掃除が、これからの変化をもたらしてくれそうです。
とりあえず、今の私に必要な言葉は、ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん ちょうしん・ちょうそく・ちょうしん ちょうしん・ちょうそく・ちょうしんでしょう。