老後こそミニマニストであるべき! ミニマリズムを学ぶオススメ本を紹介!
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「持たない暮らし」にあこがれる? ミニマリストたち
持たない暮らしという言葉を耳にするようになりました。
持たない暮らしとは極力モノを持たない暮らしだそうです。
またはそんな人をミニマリストともミニマルとも言われ流行りつつあるようです。
「断捨離」から「ときめく片付け」、「10着しか服を持たない・・・」あふれる物との戦いであると朝日新聞でも掲載されていました。
その時の新聞の見出し「持たない暮らし」にあこがれる?「捨てられない」は悪か?という記事も目に入りました。
ブーム的なこともあるともいますが、モノの持ち方は個々によって事情が違いますし、性格もあるでしょう。私は寒い冬は動くのが大嫌いです。冬が来る前に片付けを済ませておきたいと思っています。しかし、掃除が大好きな私の友達は、これからが動きやすいと喜んでいます。
本当に考えは人それぞれです。物があるのも無いのも個人の性格や家の状態にもよると思います。物が多いのは悪でしょうか?
ミニマリストの“持たない”くらしとは?
いらないモノを捨ててスッキリした生活とスッキリした生き方が、いよいよモノを持たない暮らしにまで進化してきました。
現在、そんな暮らしをしていて有名になっている方々の部屋には、本当に何もありません。
- 広い部屋にテーブルのみ
- 電化製品を持たない
など、究極の持たない人達です。
その方たちの話を聞き、また本を読むと、なるほどと思うところがあります。
何か災害があれば、何もない生活になってしまいますし、昔々の暮らしは何も持っていなかったのですから、あながち間違いでもなく感動ものです。
食にも気を付けて、捨てる物がないというのも凄く努力されている(ご本人たちには自然なことです)と思います。
見て聞いたりしている、こちら側からすればスッキリしていて、本当にうらやましいと思うのです。モノが増えすぎると部屋が雑然としてイライラするのも本当です。
しかしミニマルライフは片付けとは違ってモノを持たないということが基本なのです。
参考本紹介します
本屋さんには、たくさんの本が並んでいます。
とりあえず、手に取った本に運命を感じて、読んでみてはどうでしょうか。
例えばミニマルに暮らす方とは?
あさイチのミニマルライフの特集でも、「ワンルームで暮らして超節約できる」とミニマル生活を実践して生活されている稲垣えみ子さんが紹介されていました。
- カーテンなし
- エアコンなし
- 冷蔵庫なし
- 掃除機なし
- 洗濯機なし
- 入浴は近くの銭湯で済ます
というミニマルな生活です。
原発に頼らない暮らしを考えたということで、
- 夏はエアコンを使わない
- 冬は厚着と湯たんぽ
など、生活に工夫する力を生かして、電気代も三桁というエコな生活でした。
食材は適量を知って買い物をして冷蔵庫を持ちません。その持たない暮らしを自分のものにされています。テレビで見て反省する点はたくさんありましたが、とてもまねのできることではありませんでした。
ミニマニストが流行るのは?
いろんな方の本やブログを放浪して気付いたことは、やっぱり捨てられない人が多いのだということです。
生きていく間、生活していく間に増えたモノには愛着があり、捨てられないのも人の心情だと思うのです。
子供の成長していく段階で増える作品、写真、プリント。
旅行に行けばお土産、ぬいぐるみに、付録など入ってくるモノは山のようにあります。自分が高額で買ったと思うモノも古くなっても、なかなか捨てられるモノではありません。そう思うと、いっそ捨ててしまってスッキリしたいと思う心情にも理解できるのです。
ミニマリズムを志向し、思い切って捨てたけど…
家のリフォームと息子の一人暮らしは、私の断捨離に本当に良いきっかけとなりました。
息子は、家を出るにあたって大量の服や本を処分しました。
私が大切に残していた、一人息子の作品の数々や、保育園の連絡ノートや大量の写真、ぬいぐるみについて、「どうしょう?」と尋ねると、息子は「ぜんぶ捨てて」の一言でした。
その中から数点を厳選し残していますが、そのわびしいこと、切ないこと。自分のモノを捨てるより寂しい思いをしました。
家のリフォームでは結婚してからあったタンス、食器棚、オルガンのようになった鏡台、息子の平机に、巨大な本棚に、サイドボードなどリフォーム後に合わない家具は全部捨てました。捨てられなかったものは着物と帯だけです。あとはなにもありません。写真も選別して捨てました。
そして最近、逆に捨て過ぎたのでは? と思うこともありますが、年々老いていくということを念頭にいれると、今は思い切って捨てて良かったと思っています。
親の暮らしの片付け(NHK「団塊スタイルSP」参考)
実家の片付けや遺品整理で有名な、片付けアドバイザー杉之原冨士子さんの片付けの伝授を番組で見ました。
番組の相談者の実家を片付ける手伝いです。杉之原冨士子さんがおっしゃるには、家の片付けは、そこの家の主婦が主導権を持っているので、母親の考えを1番におき、片付けていくのです。そして家、全体を見渡してからキッチンから片付けを始めていました。
まずはキッチンからモノを4つに色で分けて仕分けをしていきます。
- ブルー:今、使っている
- イエロー:ときどき使う
- グリーン:使っていないがとっておく→白いボックスに入れて収納
- ピンク:使っていない・捨てる
分けた後に、今度は使いやすい場所に収納していきます。それからポイントがいくつかありました。
- ケースを買うとものが増える
- 実家の片付けは捨てることが目的ではない、親が実家で元気で暮らしてけるように安心で安全な部屋にすることが目的
- キッチンから始めるのは、思い出のモノが少ない
- 「捨ててやる」は最悪のパターン
- 自分のストーリーを否定されるのを親は嫌がる
遺品整理は…
- 片付けることによって、亡くなった人のことを考えることができる
- 残された者が心の整理をつける
親の片付けから考える自分の場合
ある程度の年齢になってしまうと、もう面倒になって片付けることは困難になってしまいますし、思考力も無くなって
- 何が必要なのか?
- 何が大切なのか?
ということにも鈍くなってしまいます。
重いモノは持てないし脚力は弱ります。
私の母は、父が亡くなったあと率先して片付けてくれましたが、現在、自分の衣類などはたくさん残しています。
しかしまめに動いて、身の回りのできる範囲のことをしてくれています。
しかし私がその年齢になった時にその力が残っているのか自信がありません。ヘルパーの友達や自分の経験からでも、ビニールに入れたままの袋が放置されているキッチンや、同じ物で溢れたキッチン、小物が置かれっぱなしの状態など散らかった部屋のお宅を見ました。
高齢になると、いろんなことが困難になるので、それは残された人が困るのではなく、自分自身が困ることでもあると思うのです。
老後のくらしこそ、持たない暮らしを!
高齢者が上手にミニマニスト化することは、高齢になる身にとっては良いチャンスだと思います。
本来の何もかも、生き方も省略化していった一休和尚のような究極な老後生活はできませんが、身の回りを見直すことは、とても意義のある事だと思います。
最小かつ自分の大切なモノ達と残りの人生を快適に過ごすことは素晴らしいことだと思うのです。年齢とともにモノに執着せず、スッキリした部屋で、清々しく生活を送りたい、できれば煩悩とストレスも持たずに暮らしたいと強く思います。
今後の目標
・家の中にある持ち物を見直す
・電化製品に甘えない
・ひとつモノが入ったら、ひとつ捨てる
・家の中で過ごしていくという視点で片付けをする
・年々見直していく
まとめ
若い時の持たない暮らしは意義があると思いますが、高齢になるとつい頼るものに頼ってしまいます。昔々の人は、全て自力で行っていたというのに、情けない現在の実態です。
昔の人が、わびさびを好んだように、地味でしっかりとした生き方をしたいと思います。
最小限の好きなモノに囲まれて、快適な生活を送れるように努力したいと思います。
持たない生活と片付けることは別ものです。
そして片付けと捨てることも、また違います。置ける場所があって、整理整頓ができるなら問題はないと思います。好きなモノに囲まれて楽しく生きていくのも、また楽しいことだと思います。なぜなら、この冬に向かって買いたい衝動を抑える自信がありません。とりあえず何かを捨ててみることにします。