近藤典子さんこそ本物のミニマニスト! 元祖リフォームの達人の技をみた&平野里佳さん
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夏の終わり
暑い夏も終わりに近づいてきました。夏の間に手を付けず、そのままにしていた物を、どうにかせねばならない時期がきました。そろそろ片付けたいなと思いながら、暑くて体が動きません。
しかし早めに冬仕様を、イメージして頭に入れておかなければなりません。なぜなら、この暑さの夏よりも、寒い冬が大嫌いなのです。冬は最小限の動きで済むように散らからない工夫をしたいと思います。
50代のうちに?
今なら、片付けが自由にできるとありがたい思いでいっぱいです。私には、まだ孫はいなく、息子は別に暮らしています。そしてありがたいことに夫は自分の大切なもの(何が大切なのか、わかりませんが)以外はすべて捨てるのはOK派です。何よりふたりで、リフォームの時にモノの量にうんざりしたからです。
2、3年前は、もっと体が軽かったので動きがとれました。何事もこの身の軽い間に片付けることだと思うのです。
高齢化すると動けない
若い時と違って1年1年、体が重くなるように感じます。高齢化すると、モノの管理が出来なくなります。そして何事も要領が悪くなっていきます。高齢化に向かっての準備を始めるのに50代は、ぜんぜん早くはないと思うのです。5年前に父が亡くなった時に、母はテキパキと父の物を片付けていましたが、現在は見る影もありません。自分の日常の生活以外のことは、すべて面倒になってしまったみたいです。私もいずれそうなることでしょう。
何をするにも必要なものって?
片付けるためには、心と時間とお金のゆとりが必要です。そして家という容量のゆとりも必要だと思います。
- 時間がある
- 気持ちにもゆとりがあるる
- 捨てた後に何か買い足せるお金もある
というのは、本当の意味で片付け時です。
心にゆとりがあれば、ゆっくりと部屋を見ることも、家全体に目を通すことも可能だと思うのです。忙しいと気持ちがいっぱいで考えるゆとりがありません。心にはゆとりが必要です。まいどのことですが、狭い家では自ずと入る量が決まっています。心にゆとりが必要なように部屋にもゆとりが必要です。要らないモノを捨てると、部屋にゆとりができます。
ミニマニスト本はいっぱいあるけれど・・・
ミニマニスト系の本がたくさん出回っています。本屋さんで、秋に向けて、どれか自分に合うものを1冊と探してみましたが、どの本も私にとっては、まだまだ物が多いように思って本を買いませんでした。人には個々に個性があるように、住んでいる家も違うし感覚も違います。いろんなモノを捨てて、流行りのものに飛びつくのも性急だと思うのです。その時の流行りだと思って品物を買って揃えてみても、いつかは飽きが来ます。いつまでも追及する追及型がよいと思うのです。
ミニマニストへの道
新しいものに買い替えてスッキリするのは気持ちいいものですが、お金もかかるし、手間もかかります。まずは、自分の生活面を見直して何が必要で何がいらないのか? そして生活がしやすくなるのかを見極めなければなりません。例えばうちの場合はふたり生活ですが、来客があればその時の幾つかの分は要りますが代用日などで済ませば多くは必要ありません。ミニマニストと最近、自称自負している限り、やはりモノの量についてはこだわりたいと思っています。
見せる収納
そのミニマニストが流行ると、また逆に最近の雑誌では「見せる収納」というものも多く見られます。
お料理が好きで、1日をキッチンで過ごす方なら、キッチンは勝負の場であり憩いの場であり自分の砦だから、キッチンの設えや食器の置き方、道具の整理など、その人の好みであり、見せる収納であってもいいと思います。また、こういう、自分にとって好きな場所を作ることこそが私は必要だと思うのです。
すべて片付けられた家は、オープンハウスのようで、あまりにも生活感がないとも思います。だから、許される範囲で散らかっていてもOKな部屋があって、自分だけが、どこに何があるのか、わかる自分の部屋もありだと思うのです。その代わりに家族がくつろげる部屋を作っておくなど、部屋自体の個々の利用についての工夫があれば、イラつくこともないと思うのです。
ステキな物や器や雑貨を置いて、見せる収納も素敵な設えのひとつですが、ホコリは付きそうです。適度な収納と使いやすさ、清潔さは、高齢になり動きが鈍くなるほど求められるものです。それは高齢になるまでの今後のテーマではないでしょうか?掃除が嫌いな私にとって、見せる収納は考えられないことですが、雑誌などで、ただ見る分には抵抗ありません。
1番の問題点は?
秋が近づくと片付けたいなという気持ちが強くなります。ある程度片付いている私の家でも、冬の間の寒さ嫌いのせいで、無残にも散らかってしまいます。
1番の問題点は、すべての物のモノのつい置きです。
例えば冬は着る物が増えます。そこに置けるから、つい置いておこうという。一時しのぎが山になるのです。そんな経験はないですか?本当に冬は厄介です。そしてこの中途半端さが、山を作ってしまうのです。まずは、夏服の小山がある方、この小山を潰すことですね。(冬が来る前に~♪)
- 部屋の全体像と容量を把握する
- 部屋の用途を考えて用途別にくくる
- 部屋にメリハリをつける
元祖リフォームの達人 近藤典子さん
この道27年で著書50冊、すごいですね。なんと解決してきた家の悩みが2000軒以上という元祖リフォームの達人、近藤典子さん。
近藤さんは、家が凄く狭くても古くてもまた、かなり散らかった状態になっていても、3つの間という考え方、
- 空間
- 時間
- 人間
このバランスの中を通して考えていくと、「どんな家でも住み易くできる」と話されています。
近藤典子さんは、現在は珍しくないカラーボックス、100均ショップ、を流行らせた立役者と言われ、その経験から生み出された収納、掃除術は学校の教科書に登場するほどです。
近藤さんの「ダイワハウス×近藤典子 しまいごこちイージークローク -進化する収納―」をHPで見てみると、同じ収納スペースなのに何万パターンもの収納術を生み出すことができる手法を考えられているそうで見ていて飽きません。
これで特許も取得されているそうです。見ているだけでも少しのヒントがもらえそうです。まさしく老後こそ、しまいごこちというか、簡単に収納できることが大切になると思うのです。
近藤典子さんが家を訪問した時にする、訪問チェック
- 一目見て状況を掴む
- 1日の生活パターン表を作ってもらう
- 家は人が住むところなので、人の流れで物の置き方も変わるのでチェックする
- 改善点を把握する、例えば物が多いリビングなど
「使ったら戻す」整理収納アドバイザー 平野里佳さん
朝日新聞にも整理収納について書かれていました。整理収納アドバイザーの平野里佳さんの記事です。
「使ったら戻す」時間の先行投資を提唱する平野さん。
平野さん自身は掃除が面倒なタイプ。
でも整頓された空間で生活したいだから掃除の負担を軽くする工夫を惜しみませんと言っています。私も同じタイプであり、今後の高齢化でより一層、整理整頓、掃除が嫌いになると思うのです。
平野さんがたどり着いたのは
自分の軸で物を選び取る力をつけ、使ったら戻す
これを習慣化することです。
少数精鋭でお気に入りを選べれば、自然と使い切るようになり、無駄遣いが減り、お金もたまり探す時間が省けて自分への先行投資だというのです。
リバウンド知らずの片付け術
- 物を少数精鋭に絞り、増やさない
- 「出す→使う→戻す」の基本パターンを体得する
- 21日間を目標に、楽しみながら続ける
玄関
- 靴や傘はその都度しまい、何もない状態を目指す
キッチン
- 必要以上のストックをしない
- 使い切ってから新品を開封する
- 食材を一か所にまとめ、スパイスや乾物などはラベリングした透明容器に移し替える
リビング
- 家族で戻す場所の共通認識を持つ
- 散らかることに目くじらを立てない
- 1日の中で片付け、リセットするタイミングを決める
子ども部屋
- 管理しやすいよう、おもちゃの数をへらす。使っている物だけを出して、残りは「2軍」として収納する
洋服ダンス
- 「着たい物」「着たくない物」「迷う物」に分類。「迷う物」は期限を決め、状態が良い物は、フリーマーケットやネットオークションなどで売る
- 下着類は、年末や旅行時などの「捨て時」を決めておく
まとめ
家の片付け、身の回りの整理整頓から始まって、書類の整理なども心がけていなければいけないことだと最近、母を見ていると身をもって経験しています。
紙類は、油断するとすぐにたまってしまいます。書類も上から上へと重ねていき何が何だかわからないようになるみたいです。子供が学校に通っている時は紙類が山ほどたまりましたがその時と同じです。
片付けて、スッキリしてからでも、モノのチェックは、その都度必要です。何かを手にしたら、必ず元の位置に戻す、または、要るものかどうかを判断して捨てる、これを習慣化して、住み良い生活スタイルを築きたいと思います。
【▼これから読んでみたいなと思っている本です】