「アスレジャー」って!? 低身長ファッションを大草直子さん、軍地彩弓さんから学ぶ
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コラム「大草直子さんのおしゃれの時間」で思う
このあいだ、朝日新聞のコラム「大草直子さんのおしゃれの時間」に、読者の方から「身長が低くて困っている」という相談が載っていました。
私も昔から「あと少し背が高ければなぁ~」と思うことが何度もあったので気になって読んでみました。
もう伸びることのない身長、そしてその身長によって制限される着こなしの悩み、それから歳を重ねることによって、自分に合ったモノを着たいという思いと若い時とは違う服の色の悩みもあります。何か解決方法はないかなと探ってみました。
Q:ぺたんこ靴を履くことが多いのですが、身長が155センチとあまり高くないためバランスが難しい。注意する点は?(朝日新聞から抜粋)
A:大草直子さんの回答
大きく分けると三つ。まずは靴の選び方、メンズ風のスニーカーなど、つま先が極端に広く円いものは避けましょう。アーモンドトゥと言われる丸みはあるけどつま先が長いタイプか、ポインテッドトゥのようにシャープにとがったものがおすすめ、足先が1㎝伸びるだけですっきりと、足長に見えます。
二つ目は「足長」の見せ方。フルレングスパンツより、スカートもしくは足首が完全に見えるくらいの8分丈のパンツが良いでしょう。ソックスはトップスの質感と近いもの、中くらいの細さで編まれたミドルゲージニットなら同じくらいの編み目の物をはきましょう。そして髪型は、ローヒールをはくとき、よほどのことがない限り髪をまとめます。身体のパーツの接続部分をアピールすることで全身にメリハリが生まれ、ボディーバランスはぐっと良くなるのです。
なるほど! これは勉強になるアドバイスです。
靴の選び方も難しい
洋服を着るうえで、1番の問題点は身長だと思います。この身長のせいで、スタイルは限られてくるし、へたをすれば、完全なおばちゃんになってしまいます。
身長155cmで相談されている方は、私からすると「ギリギリセーフやん!」とすねたい気持ちでいっぱいです。
私の身長は自称153cmですが、年齢とともに少しは低くなっていると思います。この155cmと153cmの2cmの差はとても大きいと思います。
年齢とともに身長をごまかせるであろうヒールの靴は、履けなくなりました。(こけちゃいました事件以降)
これからの季節のブーツなら、高さが無くて底が1~2cmあるぐらいのクッションタイプのモノが履きやすいと思います。
そして私も靴のつま先には気をつけています。
靴の先が丸いタイプのモノはNGにしています。
日頃から、どちらかというとシャープな雰囲気が好きだからです。身長153cmでも、カッコよく着こなしたいですが、身長が低い上に、足が小さいのでサイズの合ったモノを探すのが大変です。
足にさえ合えば、金額に関係なく買ってしまいます。1番に、困るのが、ズック靴です。着こなしが難しいのと、足が小さいと色の濃いズックは目立ってしまうので、パンツとの色の流れに気をつけています。
ワイドパンツとフレアスカート
この秋冬も柔らかい生地のワイドパンツとフレアスカートが流行りそうです。女性らしさを醸し出してくれるし、トップスには今年流行りのテラコッタ色も合いそうです。
ですが身長153㎝では試着してみると似合わなくてありえないのです。
実際に流行りだしてから何度かチャレンジしてみましたが、私には不細工の一言です。ステキに着こなしている方を横目で見て憧れるのみです。ヒールのある靴をはかない私には、とても似合わず、ある程度の身長と膝から下の足の長さが必要だと思いました。
どうしても着こなしたい場合は、生地選びを慎重にして、身体にフイットした物がベストだと思います。
コーディガン&コート
この夏に長めのネイビーのカーディガンを買いました。
金額が高いものではなくて「着やすさ」を重視しました。飽きるかなと思って用心して買ったのです。
少し涼しい時は活躍してくれています。
はじめは、若い方が、ロングカーディガンを着こなしているのを見ると、羨ましくて着てみたいと、お店に行き試着を繰り返しました。
とても長い流行りのロングカーディガン、着こなしたいのもやまやまでしたが、店頭に掛けてあるロングカーディガン試着してみると下に引きずりそうでした。
なんだか昔の学生時代の女子の丈の長い制服を思い出してしまいました。
それから、ひざ下10㎝ぐらいのカーディガンに出会いました。昨年に買ったハイグレーのニットのロングカーディガンを出して着るのも、今年の冬の楽しみです。
I.Y.A.スタイル
Iスタイルの縦長とYスタイルの着こなしは、スッキリして見えると思いますが、身長が低いとAラインはあきらめた方がよさそうです。
中途半端なAラインは、太って見えるだけでなく、野暮ったく見える場合があるので、このスタイルはあきらめるしかありません。ずんぐり、むっくりが協調されてしまうことになってしまいます。こういう時こそ、街の中に出てみたり雑誌を読んだりして、自分を顧みることが必要だと思います。
そして、どんなに急いでいても、出かける時に再度、鏡で全身のチェックが必要だと思います。身長によるバランスは、本当に難しいものです。
洋服を買う時は、やはり、アドバイスしてくれる人がいると失敗しなくてよいと思います。最近の私は、本当のことをズバッと言ってくれる姪っ子にアドバイスしてもらっています。洋服の金額に関係なく、探してくれるので助かっています。
今年も流行る?アスレジャー/Athleisure
アメリカからから流行っている最新トレンドのアスレジャー、スポーツをオシャレに楽しむライフスタイルです。Athletics(運動)+ Leisure(余暇)からきている着こなしも、身長が低いとなかなか難しいです。オシャレというより、普段着に見えるし悪くすれば娘のお下がりを着ているようにしか見えません。
ファッションディレクターの軍地彩弓さんによると、きっかけは、ニューヨークのセレブ達がヨガ帰りにパパラッチされたこと。
ヨガウエアの上にコートを着ていて、スポーツウェアも「街着としてカッコいい」と言われようになったことです。テイラー・スウィフトやミランダ・カーなども、とりいれていて、縦長のラインを強調したスタイルですが、ブームの火付け役の軍地彩弓さんもトライする時の基本があるとアドバイスしてくれています。
注意点 軍地彩弓さんより
- ちょいゆるで、あえて大きめを選ぶ、オーバーサイズセーターなど
- 毛玉はNG。昔来ていたものを出すと生活感が出てしまう
- カジュアルなスエットパンツやジョガーパンツを合わしてトップスを変えてみる
- 避けていたパーカーを着てみる。ポイントは少し大きめのサイズを選んで着る
- パーカーのすそを下に落とすよりウエストを強調してたるませる感じのほうが全体のバランスが取れる
- 首元にパールのネックレス合わせて入れるだけでよそ行きの雰囲気が出る
- スニーカーにパーカーを合わせる
さて今年の秋は
この秋冬は、ゆったりとしたトップスが流行りそうです。とろみブラウスにワイドスリープTに、オーバーセーター、現在の持ち物と吟味して買わないと、いち部分だけが浮きそうです。
その金額から、お店の数から、昔よりずっと身近になって買いやすくなった世の中ですが、失敗もあり、眠っているものも少なくありません。
失敗しないためには試着は必須です。
試着はともすれば、面倒になり避けてしまいそうですが、欠点があればこそ、試着をして自分の目で確かめることをお勧めします。