血管年齢とは? 血管年齢の測定方法と血管若返りの方法について(NHK「団塊スタイル」から)
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若くいたいし、見られたい!
いつまでも、若々しくいたいと願い、それ以上に、できることなら若く見られたいと図々しく常日頃から思っています。
テレビに出ている人の年齢はいつも気になるし電車に乗って周りを見ても、向かいの女性は同じ年齢かな~。それとも実は私より若いのかなぁ~。などと自然に観察してしまいます。
ジロジロとは見ませんが、変なおばさんになってしまっています。
今、話題になっている朝ドラの大地真央さんも、年齢など感じさせない若さがあります。
いったい、何が違うのでしょうか?(NHK「団塊スタイル」から)
血管年齢が若いならいいなあ
見た目が、若いのはありがたいことですが、体が若いことにこしたことはありません。まして血管年齢が若いと言われたりしたら、どんなに嬉しいことでしょう。
国立循環器病研究センター心臓血管内科部門部長・野口暉夫さんは「老化は血管とともに進む、人は血管とともに老いる」と話されていました。
「名言だ!」などと感心してはいられません。
血管年齢が、実年齢より老けているということは、動脈硬化を引き起こす原因になり、心臓や、脳にも影響を及ぼし、とても恐ろしいことなのです。
血管の老化を目で確認してきました^^;
血管の老化と聞いても、ピンとこないかもわかりませんが、私は、主治医の先生に1年に1回、両手足の血圧を計ってもらい、血流の流れと、頸動脈のエコーからも血液の流れを調べてもらっています。
痛くもなく簡単に短時間で済ますことができます。
今年は、昨年よりも結果が悪く少々落ち込みました。
初めて病院で両手足の血流の検査を受けた時に、主治医の先生から説明を受けました。
先生は、色も太さも違うゴムのような血管のモデルを5本ほど見せてくれました。
もちろん、1番良いのはピンク色で、柔らかくて弾力性のあるゴムです。
これは赤ちゃんの血管の見本だそうです。
一番色が黒くて硬いゴムには所々にヒビが入っています。このゴムを見ただけで、血管の重要性が一目でわかり、日常の注意がどれくらい必要なのかということを知りました。
赤ちゃんのような血管が欲しいと思うのは厚かましいですが、柔軟性のある血管でいたいです。
血管に注目した取り組み
老化は40歳、50歳から始まり、女性は閉経することで、50前後から守ってくれていた女性ホルモンが無くなりホルモンバランスが悪くなり老化が進むらしいです。
過剰な血管の硬さを防ぐためには有酸素運動を取り入れ、食事など日常の生活に注意していくしかなさそうです。
そして脈派検査などで血管年齢測定をして、日ごろの血管の年齢を知って体の中身の若さを知ることが大切です。血管年齢が実年齢より若ければ、こんなに嬉しいことはありません。
健康診断で若さを知る
柔らかい血管
動脈硬化が進んでいない、老化が進んでいない血管というのは柔らかくて血管が健康に保たれている状態ということです。その状態を知るためにはどうしたらよいのでしょうか?
- 脈派検査で血管年齢を計ってみる。
- 血圧を知ることで血管の年齢を知り血管の壁にかかる圧が過剰に硬くなるのを防ぐ。
血圧で知る血管の状態
血圧とは、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)があります。
病院・診療所で測定する場合は、
- 最高血圧140mmHg以上
- 最低血圧90mmHg以上
だと高血圧と診断されます。
血圧が上がると強い圧力が血管の壁にかかることになり、それによって血管がその圧力に抵抗しようとして血管全体が硬くなります。
そして血管の内側の膜が傷つき、その部分に悪玉コレステロールが入ることによって動脈硬化がおこるのです。
血管の状態に気を付けることが大切だと野口暉夫さんは言います。
最高血圧と最低血圧の基準値を知り、超えていないか認識することが大事なのです。
血圧が高いと圧力が血管の壁にかかって、その圧力に対して抵抗がおこり、血管の中膜に傷がつきます。
そこに悪玉コレステロールが壁につくようになり、それが破裂すると血管の中で障害が起きるのです。
血中の脂質で知る血管
検診では一般的に脂質を
- LDLコレステロール
- HDLコレステロール
- 中性脂肪
に分けて調べます。
LDLコレステロールはいわゆる悪玉コレステロールで細胞を修復する働きがありますが、必要以上に多くなると、血管の壁に蓄積します。
HDLコレステロールは善玉コレステロールのことで、血管の壁の余分なLDLコレステロールを回収する働きがあります。
ところがLDLコレステロールが多くなって、HDLコレステロールが回収できなくなると余ったLDLコレステロールが壁に蓄積し、動脈硬化を引き起こします。
この2つのコレステロールから、血管の状態を推測することができるのです。
血管の状態を推定する計算方法
★悪玉コレステロールLDLを善玉コレステロールHDLで単純に電卓で計算して割る
その結果・・・
- 悪玉(LDL)÷善玉(HDL)=2・5以上だと動脈硬化などの注意が必要
- 割った比が3を超えているという人は、かかりつけの医師に相談するのが良い
- 血糖が高いと内皮が傷つくので、血糖値にも注目する
- ヘモグロビンA1Cの数値にも気をつける(1.5~2か月の血糖の平均値で、この数値が高いと長期にわたって血管を傷つけていることになる)
健康な血管を保つために
体からNO(エヌオー)一酸化窒素を出す
血管の内側にある内皮(細胞)から一酸化窒素(NO)が分泌される。
このNOが筋肉細胞に働きかけ、血管を柔らかく保っている。
そのためには・・・
- 有酸素運動をすることによって有酸素運動自体がNOをだす刺激になってくれる。血管は筋肉の中に走っているので血管が自然に血管を揉んでくれている。
ストレッチすることで、血管年齢は若く保たれる
- 大きい筋肉群をストレッチすることで、血管内皮からでるNOが放出されやすくなるので、それによって血管年齢を若々しき保つことができる。
- 上半身の筋肉よりも下半身のほうが大きい筋肉群が多いので下半身のストレッチが1番効果的である。
- ゆっくりと一定のリズムで軽く、長く続けることが大事。ストレッチにウォーキングを組み合わせるとNOが出やすくなる。
柔らかな血管を保つストレッチ1
- ハムストリング(太ももの裏にある3つの筋肉の総称)を鍛えるために、膝を曲げないで、つま先を上に向けて足を伸ばす。
柔らかな血管を保つストレッチ2
- 大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉をいう)を鍛えるために、椅子に手をかけて背筋を伸ばして立ち、片方の足を交互にお尻につけるように後ろに曲げる。
柔らかな血管を保つストレッチ3
- 下腿三頭筋(ふくらはぎの部分、血流ポンプとしての働きをする)を鍛えるために、椅子に手をかけて後ろ足のかかとをしっかりと床につけ体重を前にかけふくらはぎを伸ばす。
人間の筋肉は、腰から下の下肢に半分ぐらいの筋肉があるので、下肢を鍛えることによって血管を若くすることができる。
年齢とともに下肢の筋肉の老化が激しいので、NOを出すことで血管を柔らかくできる。
塩分の取りすぎに注意
塩分の取り過ぎが高血圧をまねくので、塩分の取り過ぎを防ぐこと。
ナトリウム摂取量は、男性で8.0g 女性では7.0g未満を目標にする。
※国立循環器センターでは、減塩に取り組み、「かるしお」という、1食平均2g未満の病院食を実行している。減塩に取り組むことで、治療を続けることや予防につながる。
「八方だし」で減塩
「八方だし」で下地をつけて、減塩生活をしてみよう~。
作り方
材料
削り節 10~30g(好みの量)
水 1.5ℓ
砂糖 30g
塩 6g
うす口しょうゆ カップ4分の1
- 水を沸騰させ、削り節を加えたあと火を消し、浸るのを待つ、完全に浸ったら20~30秒ほど待ってこす
- 越しただしをいれ、火を弱めたあと砂糖、塩、うす口しょうゆの順に加える
- ひと煮立ちしたら、すぐに火を止めて完成
- 煮すぎないのがコツ、舌を慣らしていくこと
まとめ
老化を防ぐためには、少々以上の努力が必要になりそうです。
血管をみずみずしく柔らかく保つためには、
- 塩分を取り過ぎない
- ウォーキングや有酸素運動を長く、ゆっくり続ける
- ストレッチをする
一度に考えると面倒にも思いますが、日々、努力を楽しみながらボツボツと励もうと思います。
なにより若く見られたいのですから、胸をはって中身が若いと言いたいです。