血糖値スパイクとは?本当に怖い血糖値スパイクの対策・解消法 あさイチから
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糖尿病の因子を持つ私…血糖値スパイクにビビる
最近、どの健康番組でも糖尿病のこと、または糖質制限などを取り上げていますね。
祖母が糖尿病で、叔父達も糖尿病になり、因子の保持者である私は気が気ではありません。
これから寒くなると動くことも嫌いなので今後の注意は必至です。
そして、糖尿病よりテレビで話題になっているのが、血糖値スパイクです。この前の記事でも話題にしましたが、実際には、そんなにも深く考えていませんでした。
「人は、すぐに関係ないわ」とか「まだまだ大丈夫やわ」というしょうもない判断だけが働いてしまうもんですね。しかし今回のあさイチで知れば知るほど怖くて、そしてあらためて驚くことがたくさんありました。身体のためによいのならば、今後のためにもぜひ、さっそく解決方法を実行していきたいと思います。
備忘録も兼ねて、書いていきます。
血糖値スパイクってなんじゃ?
食べたあとに急激に血糖値が上がることが、血糖値スパイクといわれている症状だそうです。
検査で、空腹時の血糖値が正常であっても、食後1時間後に血糖値が急激に上がるのは血糖値スパイクといって、糖尿病や、心筋梗塞などの疾患を起こす非常に怖い症状なんだとか。
血糖値スパイクがこわい理由
血糖値は食後30分から上がりだしていきます。そして1時間後に数値が急激に上がって140以上なら血糖値スパイクを疑わなければなりません。食後2時間たっても血糖値が下がらない場合、それは糖尿病を疑います。
知れば知るほど恐ろしい病気ですね。なぜなら、まだまだ公的に食後血糖値を細かく調べる機会がないからです。
通常の健康診断では、空腹な状態での血糖値を調べるだけで、その結果、その数値が悪いと改めて再検査するのですが、それでは血糖値スパイクを見つけることはできないのです。今後、もっともっと簡単に検査ができるようになればいいのにと思いました。
糖尿病の怖さ
糖尿病になると、糖尿病から合併症を引き起こすことが怖いのです。
- 失明
- 末端の壊死による手足の切断
- 腎機能の低下による透析治療
などの症状を引き起こします。
それ以外にも、
- 心筋梗塞
- 認知症
- がん
の原因になるということです。
血糖値スパイクがもたらす合併症
- 心筋梗塞を起こす
動脈硬化の多発で、血管が詰まって心筋梗塞を引き起こすそうです。
血糖値が急上昇すると活性酸素が大量発生し、血管内の細胞を傷つけ、コレステロールを酸化させます。
もとに戻そうと免疫細胞が血管のかべに張り付き細胞を守ろうとして、盛り上がってしまい、血液の流れを悪くします。
- 認知症・がんにも繋がる
脳のなかでも、血管が詰まって同じような状態が起こっていると考えられるそうです。
血糖値スパイクになりやすい人とは?
- 肥満の人(悪玉が多くてインスリンが出る邪魔をする)
- 極端に痩せている人(筋肉が少ないとインスリンが利く場所がない)
- 肝臓が悪い人(脂肪がついてインスリンの作用が悪くなる)
こういう人は→インスリンの効き目が弱いため、血糖値スパイクになりやすい。
- 腸の働きが悪い人は、インスリンの出るタイミングが遅い
- 食後のおやつや間食をよく食べる人
→すい臓がインスリン(糖を分解してくれる物質)を出して対処しているが、ちょいちょい食べをすることですい臓が疲れてしまう。
血糖値スパイクを防ぐ対策・解消法
今からでも、改善できる対策をぜひマスターしましょう~。今後の生活を健康で満喫するために!
食後のおやつや、甘い物の制限には辛いものがありますが、ここが健康への分岐点だということです。
対策1 食べる順番に注意する
食後1時間後の血糖値を上げないために、
- 野菜から食べる(ベジ・ファーストという):まず野菜が腸をコーティングしてくれる。
- 次に肉・魚類を食べる:肉・魚類などに含まれる、たんぱく質や脂質により腸からインクレチンという物質が胃腸の動きを遅くしてくれる。
- 最後にご飯を食べる:インクレチンの効果で、腸にたどり着くまでの時間がかかるため、糖の吸収が遅くなり血糖値の上昇を抑えることができる。
そのほか、
- 糖分が多いものは、最後に食べるほうがよい。そして一口30回噛むこと。
- フルーツを食べる場合も野菜を食べてから食べる。味噌汁は先に飲んでも構わないけれど、ポタージュなどは、後で食べる方が良い。早食いしないで、ゆっくりと15分ぐらいかけて食べる。噛むことは、腸に信号を送るので大切です。
血糖値の急上昇を抑える食事の順番の基本→野菜、肉魚、ごはん
対策2 1日3回規則正しい食事をしてインスリンを出やすくすること、朝食抜きは厳禁です。
規則正しく食べることで、食事をしたあとの急に血糖値が上がる症状を防ぐことができます。朝食を少しでも食べることが昼食時後の血糖上昇防止になる。
対策3 食後に15分間ほど、ちょこちょこ動くこと
血糖値が高い人が動かないと血糖値は下がりにくくなります。
しかし食後15分間から30分以内に動くと血液が食べ物の消化吸収を良くするために胃や腸に集まるので胃腸の動きが鈍くなり、血糖値の上昇を抑えることができるそうです。
例えば、
- 掃除機をかける
- 床磨き
- お風呂掃除
- 買い物
などの歩行を実行する。腸の働きを少し落とすためには脚を動かすことが一番いい方法です。
ポイント
- 食後すぐに体を動かす
- 歩行距離を伸ばす
- 立ったままの作業をふやす
- 連続でするよりちょこちょこ動くことに効果がある
- 有酸素運動と筋トレなども取り入れる
対策4 腸内細菌にエサをあげて体質改善をする
腸内細菌を刺激する、例えば細菌のひとつであるバクテロイデスを働かせて、インスリンをたくさん出すように働きかける。
ポイント:水溶性食物繊維
ゴボウ にんじん、おくら ニンニク 玉ねぎ 納豆 きのこ類 ひじき ワカメ 玄米 大麦 五穀ご飯にまぜるなど幾つかのものを組み合わせてバランスの良い食事を心掛けること。
自分の腸にエサを与えるような気持ちで、食事をするとよいということでした。
最後に
簡単なようでできないことが、毎日の繰り返しです。そして決まった事柄です。規則正しい生活ができる人は、私から見れば神のよう…。なんて、のんびり構えていられなくなりました。
採血の結果で、血糖値検査のひとつであるHbA1cが、基準値ギリギリだった私です。私にとっての課題は、まず動くことでしょう。
規則正しい生活と食事、食べる順番と甘い物を控える。これからの年末年始が勝負どころです。来年度の血液検査に向けて、継続は力なり。一歩ずつ頑張りたいと思います。
血糖値検査の項目
- GLU(血糖)…基準値 60から110
血液中のブドウ糖のことで食事や運動で常に変化している。糖尿病の指標だが採血時の状況が判定に重要になる。
- HbA1c …基準値 4.6から6.2
ブドウ糖と結合した血色素(ヘモグロビン)の値。糖と結合する割合は血中のブドウ糖濃度と時間に依存するため1~2ヵ月前の血糖の状態を表す。
- 糖負荷試験
事前に糖(75ℊ)を取って、その後2時間後の血糖値を計る。
オススメの血糖値測定器