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【子なしハラスメント】産まない夫婦を批判する者は、夫婦の“老後の重さ”を1ミクロンも考えていない

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「子なし夫婦」のなかなか理解されない実態…子どもがいないと、貧乏くじを引く――。

 

という週刊東洋経済の記事を読んで驚きました。

toyokeizai.net

子供のいない夫婦が、会社の中で肩身の狭い思いをしているとのこと。。

この世の中で子供がいない、または産まないと決断をしている人が肩身の狭い思いをしているなんて、それこそ、なんという心の狭い世の中になったことでしょうか。

子供がいないと、頼まれ仕事が増える

会社においては、子供がいないと、

  • 同僚が子どもの入学式や参観日、運動会などのイベントに出るために、休日の出勤をお願いされることが多い

というのです。

 

結婚したら子どもを持つのが“当然”で、少子化が叫ばれる中で、国を挙げて子どもを持つことを奨励する動きが活発になっているとのことです。

そしてそのことは、子どもがいない夫婦にとって心の負担となり重くのしかかっている、というのです。

そんな風に悩んでいるご夫婦がいらっしゃることを知りませんでした。フェイスブックで連日のように目にする、出産報告や子育て日記のたぐいの記事にもうんざりしてしまうそうです。

 

子なしハラスメントとは?

子なしハラスメントとは、

  • 子どものいない人を不快な思いにさせる行為

だそうです。

 

子どものいない人にとっては、「子どもはいないの?」と聞かれることは心から苦痛であるとのことです。

それは当然のことでしょう。

 

私も若い時は出産の年齢や、何気ない出産経験の話にでさえ苦痛を感じるときがありました。子供が1人いる私ですが、産後の状態が悪く、間違えばお互いの命が無かったかもしれない出産経験者です。出産は、やはり命にかかわる大変なことです。

 

「子なし夫婦」のニュースの内容では、

  • 子どもがいようがいまいが、気兼ねなく休みの取れる環境を作ること

であり、

職場で子どもがいない人にしわ寄せが来ないような社会の余裕ができれば、個々の心の持ちようが大きく変わるのではないか。そうすることで子なしハラスメントの受け止め方が違ってくるのではと考えている。

とのこと。

 

たしかに、個々の考え方の偏りと、社会的状況、結婚生活そのものが、子供を持たない人を苦しめていると思います。

そしてそのことは独身女性や高齢になりつつある出産にも言えることだと思います。

 

子供を育てるのは大変。。

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子供を産んで育てるから人が成長する、または産んで育てることが当たり前だとは私は思いません。

妊娠して出産して育てていくことは大変です。

 

最近のこんな社会の状況の中では子供がいたら、子育てに毎日心配ばかりしなければいけないし、また、お金もかかるし、保育所は探さないといけないし、二人だけの生活とは違ったリスクがとても大きくなります。

 

子供がいなくても十分に素敵な夫婦になれると思うし、そういった方々は、たくさんいらっしゃいます。そして子供がいないからこそ、老後は密な関係を保つことができている夫婦もたくさんいるのではないかとも思うのです。

 

昔と違って医療が進んだ現在に、もし私自身が妊娠していたら、出産のリスクや検査ざんまいで怖くなって神経が参っていたと思います。

また今風のママ友も作れず落ち込んでいたかもわからないし、そしてお決まりの「二人目は?」という言葉と「子供には兄弟がいたほうがいい。1人は可哀想」という言葉の呪縛にしばられて、夫婦ケンカも絶えなかったことでしょう。

 

気づかないうちに言葉の暴力に

子供がいないことを中傷されるのが嫌だというのなら、子供を希望する場合は別として「もっと二人の決断に自信を持って」と応援したい気持ちです。

他のことに方向を向けて生きていくべきかもしれません。

 

人はなんでも言いたがります。

私の子育て中でも、ママ達が数人集まれば「一人っ子なら可哀想だ」「男の子3人なら子育ては3倍でたいへんだ」・・・など、次の妊娠を待ち焦がれている人や産み分けなど悩んでいる人がいれば、あげくのはてには性のアドバイスまで、延々と話が続く…。

 

私なんかは、うなずきなから心の中で「この人とは今後、話をしないでおこう」としばしば思ったものです。何気ない会話でも、誰かを傷つけている場合があります。自分も含めて反省するしだいです。

 

親になることの責任、もてますか?

“子供がいないから、人間ができていない”

ことなんて全く関係ないと私は思います。

 

また会社で損をすることがあっても、人生でそんなに損をすることはありません。人間を作っていくリスクの方が大変大きく、その責任は重大です。そしてその重さを知って育てることの方が重要です。

 

確かに子供は可愛く、生きがいにもなり、夫婦の関係をも楽しませてくれました。しかし、何ごとにも一喜一憂し、発熱や咳や、くしゃみや汗、怪我にも神経を使いながら育てました。

 

そして私の子育て時代は、あの神戸連続児童殺傷事件があり、人が初めて子供を怖いと公に思った時だったのではないでしょうか?

大げさなようですが、赤ちゃんを出産すれば、それ相応の覚悟が必要です。

 

夏になるとお決まりのように、親が炎天下に赤ちゃんを車の中やエアコンのついてない部屋に置いて出かけるという悲惨なニュースを目にします。

それならば産まなければよいのにと思うのは私だけでしょうか。そんな親ならば子供がいないほうが周りからみれば安心です。

 

「孫なしハラスメント」も?

子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために

息子は早くから精神的に自立していたので、私の子育て期間はわずか15年ほどでした。夫はバブル期には家には帰らず、土日はゴルフ三昧で会話らしい会話もありませんでした。

まったく子供のいない夫婦ではありませんが、子供が1人ぐらいだと、出産経験も子育て経験も忘れてしまいます。

 

年齢が50代ともなると今度は子供の話から、話題は孫の話となり、話の内容は変わってきます。すると、今度は私が、孫なし夫婦です。

 

ここで神経質な方なら、ノイローゼ気味になるでしょうが、赤ちゃんが大好きな私は、周りからせっせと孫ちゃんの成長の様子を聞いて楽しませてもらっています。

それはそれで楽しいし可愛いのです。

 

子育てをしてこなかった夫の方が、孫を待っているようでおかしくなります。友達の孫ちゃんの写メを見ながら喜んでいる私を、横目で見て夫は「人の孫のなにが可愛いねん」と言いますが、顔がほころんでいます。。

 

子供はいつまでも子供ではなく、いずれ二人ですからね

歳をとると夫婦はいずれにせよ、ふたりっきりになります。

 

その関係のほうが、どれだけ難しくて、充実した人生を送ることができるのかわかりません。二人になってからの生活が大変なのです。

これからです。

 

どちらかが病気になる、または認知症になるかもわからない、その時に自分はどうして、そして相手に対してなにを思いなにをしてあげることができるかです。「愛があれば…」なんて生易しいことではありませんよね。

 

二人だけの生活と心の関係がベストであれば、高齢になってもその関係はゆるがないと私は思います。テレビ番組の「人生の楽園」を見るたびにうらやましく感じています。

 

そして二人・・・いずれはひとり

実際に、現在は夫が退職して以前とはまったく違う別の生活が始まり、予想とは違った夫婦ふたりの人生が始まっています。

若い頃の夫婦ふたりの生活とは違って、お互いが理解と信頼を強化しなければ生活は成り立ちません。そして我慢も重要です。

 

子なし夫婦の方と老後にどんな違いが出てくるのか?

私には想像がつきませんが、うちの場合には時に手に負えなくなる我ままな子供になる夫が増えただけです。そんな状態なので時には、夫婦関係の見直しや考え方の違いを改めて考えさせられます。

 

いつまでも、夫婦二人の関係は学習であり共同作業です。そして、いずれどちらかが先に逝き、ひとりになるのです。

 

人生は自分で決めるもの

子なし夫婦のニュースの最後の締めくくりは、人生は自分で決めるものとあります。「子どもを持たない選択」も夫婦の中では、人生において大変な選択ですが、夫婦である以上、夫婦間の選択は、たくさんやってきます。

 

夫婦の大事な決断が、年齢とともに今後いろいろと目にみえて起こってくると思います。今後やってくる決断までに、夫婦の間で十分に話あっていこうと思います。

夫が、我ままな子供になっていないタイミングをうまく見計らう必要があるのですが。。

 

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